関数の式を設定するには、セルへ直接入力する方法と、関数設定のダイアログボックスを使う方法があります。
どちらも長所、短所はありますが、関数式の基本は覚えておく必要があります。
ここでは、最もよく使われる合計関数(SUM関数)を例にして説明します。
このときのセル番地の指定方法はいくつかありますが、ここでは下に2つの例をあげておきます。
- サンプルデータを記入します。
- A1セルに100
A2セルに200
A3セルに300 と入力しておきます。
- SUM関数を次の順序で入力します。
- A4セルに答えを記入することにします。カーソルをA4セルへ移動します。
これから次の順序で式を記入します。文字はすべて半角英数です。
英字の大文字、小文字の区別はしません。
= イコール これでエクセルは計算式と判断します。
SUM
( カッコ フルキーボード Shift + 数字の8
A1
: コロン Lから右へ2番目のキー
A3
) 閉じカッコ フルキーボード Shift + 数字の9
エンター- A4セルの答え
- 600
- サンプルデータを記入します。
- A1セルに100
A2セルに200
A3セルに300 と入力しておきます。
- SUM関数を次の順序で入力します。
- A4セルに答えを記入することにします。カーソルをA4セルへ移動します。
これから次の順序で式を記入します。文字はすべて半角です。
= イコール これでエクセルは計算式と判断します。
SUM
( カッコ フルキーボード Shift + 数字の8
上カーソル1回 A3へ移動 (ここは計算範囲の下端です)
シフトキーを押しながら、A1へ移動 (これで計算範囲の指定ができました)
) 閉じカッコ フルキーボード Shift + 数字の9
エンター- A4セルの答え
- 600
A4セルには関数式を入れたはずですが、答えしか読みません。
式の内容を読ませるには、セルを編集モードにする必要があります。
- セルの編集モードキー F2 (ファンクション2)
- F2キーを押したときの動作はスクリーンリーダーによって違います。
- PC-Talker
- <セルの編集の文字入力>と読んで、式を表示したウィンドウが開きます。
カーソル位置は行頭です。右カーソルで1文字読みができます。
読むだけなら<エスケープ>で閉じます。- Focus-Talk
- F2キーを押すと<セル編集開始>と読みます。カーソル位置は行末です。
左カーソルで行頭へ行ってから、右カーソルで1文字読みをしたほうがいいでしょう。
読むだけなら<エスケープ>で閉じます。
- 上の例で設定されたSUM関数は次のようになっています。
- =SUM(A1:A3)
- 関数の構造
- 最初に <= イコール> がつきます。
次の<SUM>は合計を求める<関数の名前>です。
<A1:A3>は関数の計算対象となるセル範囲で、<A1からA3>を意味します。
このような関数の対象となる部分を<引数 ひきすう>といいます。
引数全体のはじめと終わりをカッコで囲みます。一つの関数や計算式でカッコ1組になります。
引数はセル範囲とはかぎりません。数値や計算式なども使います。
複数の引数があるときは、その間に<, コンマ>を入れます。
終わり