セルの書式設定が標準のとき、時間を合計した結果が 24時間 以上になると表示がおかしくなります。
これを正しく表示させるには、セルの書式を ユーザー定義 の [h]:mm に設定します。
参考
24時間以上でも、データとしてセルに直接入力をしたときは正しく表示されます。
これは時間データを入力した時点で、書式が時間表示の [h]:mm:ss になるためです。
ただし、秒の位まで表示されます。
方法A セルの書式設定から ユーザー定義 の [h]:mm に設定します。
- セルの書式設定のウィンドウを呼び出す
- 操作の前に対象セルの範囲指定をしておきます。
方法1 アプリケーションキーのコンテキストメニューから<セルの書式設定>でエンター
方法2 ショートカットキー <Ctrl + 数字1> テンキーは不可
方法3 Ecel2003までは<メニュー 書式 セル>でエンターでもよい。
- 書式の設定手順
- セルの書式設定ウィンドウを開いたら、次の操作をします。
手順1
<Ctrl + Tab>で<セルの表示形式>へ移動します。
初めから<表示形式>になっているときは、手順2へ入ります。手順2、<Tab>を1回押すと<ユーザー定義>へ入ります。
手順3
もう1回<Tab>を押すと<種類のエディット h:mm>へ移動します。
リーダーによっては<種類の文字入力 h:mm>と読みます。
リーダーとExcelのバージョンの組み合わせによっては1文字読みをしないこともあります。手順4
ここは左右カーソルで移動して、<h:mm>の<h>を半角の[ ](角カッコ)で囲みます。
または<[h]:mm>を直接入力します。
[ ](半角 角カッコ)のキー位置は、フルキーPの位置から右へ2つ目、閉じるほうはこの下にあります。手順5
<Tab>を3回か4回押して<OK>でエンターを押します。
方法B 裏技的な方法
24時間以上の時刻データを入力すると、自動的に24時間以上が表示できる書式になることを利用します。
手順1
時刻データの合計式を入力するセルを A10 とします。
A10セル へ24時間以上の時刻を入力してから削除します。
例
33:55 と入力します。 表示は33:55:00 になります。(00は秒の位です)
手順2
A10セルの値を削除します。
手順3
A10セルへ時間の合計式(SUM関数)を入力します。
これで正しく表示されると思います。参考
この方法は表示が秒の位までつくので、目障りになるときは上の方法Aを使って書式を次のように直します。
訂正前の書式は秒までの表示になっています。 書式は [h]:mm:ss
下のように訂正(ssを削除)します。
[h]:mm
終わり