タイムカードから、勤務時間と時給の合計を求める FLOOR関数・HOUR関数・MINUTE関数
このページは次の内容を説明しています。
1、2日間の出退勤記録から、勤務時間と給与を求めます。
2、勤務時間の計算では、15分以下は切り捨てとします。(FLOOR関数)
3、勤務時間を時と分に切り分けて時間計算をします。(HOUR関数・MINUTE関数)
4、出退勤の間に勤務時間外があったときの処理はしていません。
- ステップ1 サンプルデータを入力する
- A列に出社時刻を記入します。
A1セルに 12:49
A2セルに 9:14
B列に退社時刻を記入します。
B1セルに 16:05
B2セルに 15:28
- ステップ2 1日ごとの勤務時間を求める
- <C1>セルに下の式を入力します。
=B1-A1
結果は<3:16>です。
次に、<C1>セルの式を<C2>セルへコピーします。
結果は<6:14>です。
- ステップ3 時間の端数を切り捨てます
- 勤務時間を15分単位にして、端数を切捨てる式を入力します。
手順1
<D1>セルに下の式を入力します。
=FLOOR(B1-A1,"0:15")
結果
<3:15>が正しいのですが、<0.135・・>などの小数になると思います。
これはセルの書式が<標準>になったためです。
これを避けるためには、次の方法1か2で式を入力します。
入力方法1
<D1>セルに<4:50>などの適当な時刻を入力します。
これで書式は時間表示になります。
次に、上の式を手入力します。
入力方法2
<D1>セルに上の式を手入力、またはコピーします。
次に、<セルの書式設定>ダイアログボックスを開いて、次の書式を指定します。
<表示形式>タブ<ユーザー定義>の中の<h:mm>
手順2
<D1>セルの式を<D2>セルへコピーします。
<D2>セルの結果 6:00
- ステップ4 2日間の勤務時間を合計する
- <D3>セルに下の式を記入します。
=SUM(D1:D2)
結果 9:15
- ステップ5 勤務時間合計を<時間>と<分>に切り分けて、時給合計を求める
- <D3>セルに勤務時間の合計<9:15>があります。
時給を800円とします。
<E3>セルに下の式を記入します。
=HOUR(D3)*800+MINUTE(D3)/60*800
結果 7400
参考
1、上の式は、<時間>と<分>の部分を分けて給与を求めたあと、合計しています。
2、<分>の部分は、<分の値>を60で割って<時間>に換算してから時給を掛けています。
終わり