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1つの条件に合うデータを合計する  SUMIF(サムイフ)関数

検索範囲の中から、検索条件に一致した項目に対応する数値を合計します。
指定できる検索条件は、1つの式に1個だけです。

書式
=SUMIF(<検索範囲>,<検索条件>,<合計範囲>)
A列に支払い項目があり、B列に金額がある現金出納帳を例にします。

検索範囲とは、上の例では支払い項目のA列になります。
検索条件とは、A列の項目の中にある集計する経費の名前になります。
合計範囲とは、金額を記入してあるB列になります。


使用例
A列に経費名、B列に金額がある出納帳で、指定した経費の金額を集計します。
ここでは<交通費>の金額を集計することにします。
サンプルデータを作る
<A1からA5セル>に<交通費、通信費、光熱費>の中から適当に記入します。
1つのセルに経費名は1個で、重複は自由です。

<B1からB5セル>まで、適当な金額を記入しておきます。

関数式の入力 方法1 (検索文字を直接指定する)
式を入力するセルへ移動します。

Shift + F3キーを押してダイアログボックスを表示させます。
半角で <sumif> と入力します。
このままエンターを押すか、Tabキーで<検索開始>へ移動してエンターを押します。
これで関数名の選択リストへ入ります。
上下カーソルで <sumif> を見つけたらエンターを押します。
これで入力ダイアログボックスが開きます。

次のように入力します。
範囲の入力 A1:A5 これは項目名の範囲です。
Tabキー 1回

検索条件
の入力 交通費 と入力
Tabキー 1回

合計範囲の入力 B1:B5 これは金額の範囲です。
エンター、またはTabキーで<OK>へ移動してエンター
結果
式の入力セルには次の式が入っています。
=SUMIF(A1:A5,"交通費",B1:B5)

関数式の入力 方法2 (検索文字をセル参照で指定する)
検索文字の<交通費>を<C1セル>に入力しておいて、それを参照することにします。

検索文字をセル参照で指定すると、検索文字の変更が簡単になります。
また、範囲を絶対番地指定することで、式のコピーかできるようになります。

C1セル交通費と入力します。
式を入力するセルとして<D1セル>へ移動します。

Shift + F3キーを押してダイアログボックスを表示させます。
半角で <sumif> と入力します。
このままエンターを押すか、Tabキーで<検索開始>へ移動してエンターを押します。
これで関数名の選択リストへ入ります。
上下カーソルで <sumif> を見つけたらエンターを押します。
これで入力ダイアログボックスが開きます。

次のように入力します。
範囲の入力 A1:A5 これは項目名の範囲です。
Tabキー 1回

検索条件
の入力 C1
Tabキー 1回

合計範囲の入力 B1:B5 これは金額の範囲です。
エンター、またはTabキーで<OK>へ移動してエンター
結果
式の入力セルには次の式が入っています。
=SUMIF(A1:A5,C1,B1:B5)

検索条件の例

検索文字の記入法
式の直接入力と違って、文字列を囲む ”” コーティションはいりません。
* や & = ” などの記号は半角です。
セル番地や & はコーティションで囲みません。
文字列と一緒になった * アスタリスクは、コーティションで囲みません。
セル番地と一緒になった * アスタリスクは、コーティションで囲みます。
下の例のカッコは式の入力には不要です。
文字を直接指定する
1、(完全一致) <東京都>だけの文字 (東京都
2、(部分一致) <東京都を含む  (*東京都*
3、(前方一致) <東京都>で始まる (東京都*
4、(後方一致) <東京都>で終わる (*東京都
検索文字があるセルを参照する
検索する文字が<C1セル>にあるとします。
1、(部分一致) <C1セル>の文字を含む (”*”&C1&”*”
2、(前方一致) <C1セル>の文字で始まる (D1&”*”
3、(後方一致) <C1セル>の文字で終わる (”*”&C1
その他
1、<5未満>の値  (<5
2、<5以上>の値  (>=5
3、<5以下>の値  (<=5
4、<5以外>の値  (<>5
5、<A1セル>より大きな値  (”>”&A1

終わり


By にいがた窓の会