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商品コードから商品名と単価を求める  VLOOKUP(ブイルックアップ)関数 <完全一致検索>

書式
=VLOOKUP(<検索値>,<範囲>,<列番号>,<検索の型>)
<検索の型>はエクセル2003までの呼び名で、2007以降は<検索方法>に変わりました。
ここの説明では<検索方法>と呼ぶことにします。
検索方法>の指定
1、近似値を含めて検索するとき <TRUE>を指定、または省略します。
2、完全一致で検索するとき <FALSE>または<>を指定します。
使用例
任意のセルに検索したい<商品コード>を入力して、ここから<商品名と単価>を求めることにします。

完全一致の指定は次のどちらかです。
1、検索方法の指定を省略する場合。
 このときは近似値検索ですが、商品コードには全部違うので、結果的には完全一致になります。
 この使い方では、検索キー(商品コード)の列は<昇順>で並んでいる必要があります。
 検索コードの入力が間違っていても、エラーにならないで間違った検索結果を出すことがあります。

2、検索方法に<FALSE>または<>を指定する場合。
 この指定をすると、間違った検索コードを入力したときはエラーになります。
 この方法のとき、検索キー(商品コード)のある列は<昇順>でなくともかまいません。
サンプルデータ
商品コードをA列に入力します。
A1セルに 1
A2セルに 2
A3セルに 3 と入力します。

商品名をB列に入力します。
B1セルに 日本酒
B2セルに、ワイン
B3セルに、缶ビール と入力します。

単価
C1セルに 3000
C2セルに 2000
C3セルに 1000 と入力します。

検索コードを入力するセルを指定します。
D1セルに 商品コードの<>を入力しておきます。

商品名を求める式の入力
D2セルへ移動して、ここに式を入力します。

Shift + F3キーを押してダイアログボックスを表示させます。
半角で <VLOOKUP> と入力します。
このままエンターを押すか、Tabキーで<検索開始>へ移動してエンターを押します。
これで関数名の選択リストへ入ります。

上下カーソルで <VLOOKUP> を探します。
音声では<ブルカップ>のように読みます。場所は一番上にあります。
見つけたらエンターを押します。
これで入力ダイアログボックスが開きます。
ここで次のように入力します。

検索値の入力で D1 これは検索する商品コードを記入するセルです。
Tab 1回

範囲の入力で A1:C3 これは表のすべての範囲です。
Tab 1回

列番号の入力で  ここでは商品名を求めるので、表の2番目の列の位置<2>を指定します。
Tab 1回

検索方法の入力で  を入力
エンター、またはTabで<OK>へ移動してエンター
結果
D2セルの結果は<日本酒>になります。

ここには次の式が入っています。
=VLOOKUP(D1,A1:C3,2,0)

D1セルの商品コードを変えてみて、商品名が正しく表示されるか確認してください。

単価を求める式の入力
単価を求めるには前と同じ方法でいいわけですが、ここでは式をコピーしてから修正することにします。

式のコピーと貼り付け
D2セルへ移動してコピーします。<Ctrl + C>
D3セルへ移動して貼り付けます。<Ctrl + V>
この結果はエラーになります。

Shift + F3キーを押してダイアログボックスを表示させます。

検索値の入力は D1 に訂正します。
ここは前の式で絶対番地に指定しておけば訂正の必要はありません。
Tab 1回

範囲の入力は A1:C3 に訂正します。
ここも前の式で絶対番地に指定しておけば訂正の必要はありません。
Tab 1回

列番号の入力で  に修正します。
ここでは単価を求めるので、表の3番目の列の位置<>を指定します。
Tab 1回

検索方法の入力 ここは  のままにしておきます。
エンター、またはTabで<OK>へ移動してエンター
結果
D1セルが<1>のとき、D3セルの結果は<3000>になります。

ここには次の式が入っています。
=VLOOKUP(D1,A1:C3,3,0)

D1セルの商品コードを変えてみて、商品名と単価が正しく表示されるか確認してください。

終わり


By にいがた窓の会