疼姫
DATA 評価
ブランド Pochette 萌え度
お気に入り 保奈美 H度 ☆☆☆☆
音声 ほぼフルボイス お薦め度 ☆☆☆
一般的なこと
<設定>
クライアント(変態でロリコンの学生会長)にはめられ脅迫された主人公が、しかたなく彼の命令に従い、彼の為に「秘密のロリータAV」を撮影します。
初めのうちはしかたなく命令に従っているだけの主人公ですが、撮影を繰り返すうちに、クライアントに感化され染まっていきます。
そんな主人公が最後に行き着く先とは…?(以上メーカーサイトより(笑))

<システム>
必要最小限という感じです。メッセージスキップは既読判定がないし、ゲーム中のバックログもなし(Hシーン再生にはなぜかある(笑))。でも、シナリオを楽しむゲームではないので問題はないですね(爆)。当然ながらCG、Hシーン鑑賞は完備。

<ゲームデザイン>
学園物で休み時間に会いに行く(脅しをかける)女の子を選び、放課後撮影する女の子を選ぶという形です。撮影内容を選んだり、道具を選んだり、兎に角そういう選択は一切ありません。つまり場所移動してれば自然にエンディングを迎えられるという、面倒でもなければ、面白くもないデザインです。ただ、一度撮影した女の子を放置し続けると逆襲に会うかも>普通にプレイしていれば起きません(実際起きなかったので分かりません)が(笑)。

<グラフィック>
シナリオ、原画ともにみなみのひろしさん。良くも悪くもここのブランドの顔です。絵はテーマのまんまロリです。私はスレンダー系が好きなので今までこの方のゲームはやったことがなかったのですが、そこそこいけるのではないでしょうか(笑)? 彩色とかも含めて野暮ったさは拭えませんが。

<音楽>
特に良くも悪くもナシ。聴いたことのあるような曲が多いくて、まあBGMに徹しているということで(笑)。

<音声>
水準は超えてますけど、全体的にあと一歩という感じか。特に知ってる人もいなかったですね。ただ、声優さん毎にフェラ音の力の入れ方に落差があるのはいけません。挿入音とか、ベッドのきしむ音が入っているのは好感度高し(笑)。

<シナリオ>
ヒロインの弱みを握って、脅迫して撮影という流れはありきたりで、なおかつ、ゲーム性すらないのですが、その行き着く先が単純なハッピーエンドになっていないところが良いです。特に、(実は)メインの保奈美シナリオでは、主人公は狂言回しに過ぎないことが分かるのですが、西条や保奈美の行動の動機がはっきりして、なおかつ、ある意味逝ってしまっていて、これがなかなか良かったです。実を言うと妹ゲーだったんですね、これ>ポイント高いです(笑)。

<Hシーン>
制服は当然の事ながら、スク水、テニスウェア、ブルマ、ランドセル(!)など、そっち系が好きな方のマニア心をくすぐってくれます(笑)。
CG枚数は80枚くらい(バリエーション除く)。シーンでいうと43。エロゲーと名乗る以上はこれくらいないといけませんね。テキストも「脅迫」と「撮影」というテーマをきっちり主人公が掴んで役どころを押さえているため、いい感じです(笑)。
個人的に気に入ったのは、顔射→フェラ→挿入のコンボ(爆)。顔に精液をつけたまま最後まで逝くのがかなりポイント高い。
こんな風にすれば…
メーカサイトでユーザー葉書のアンケート結果が発表されてまして、それによると、ここの購買層というのは、「もみじ」を支持しているとのこと。では、「もみじ」にあって「疼姫」にないものは何でしょう?
まず思いつくのがキャラ萌え。「もみじ」は声優もあの方だし、キャラ的にもふるこく系スキーにはツボだし…、髪型なんかも狙い通りつー感じです。「疼姫」は全体的に中途半端で負けてます。
あと、原画…、私は川合正起さんを支持するわけですが、まあ、これは趣味の問題もあるし、「もみじ」も彩色とかは良くなかったし…。
他にもゲームの規模とか、女の子視点とか、キャラクターの掘り下げ方とか、ゲーム性とかいろいろあるのですが、やっぱり根本は先に上げた点でしょうね。でも、「疼姫」も一般受けはしないかも知れませんが、良いゲームだと思います。
独り言(という名の雑談)
<萌えたのか?>
いや、萌えゲー違うし(笑)。でも、子供時代の保奈美はやはりメインテーマだけあって、CGも気合いの入り具合が違うのか、結構可愛い(笑)。ただ、肝心のHシーンが薄すぎるのが…(涙)。

<ポシェットの姿勢、ここが好き?>
ところで、このゲームの構造はなかなか考えられていて意味深ですね。<設定>にあるとおり主人公は西条という生徒会長に脅されているわけですが、この西条は何者なのか?
「ボクのペニスにはね、ボク自身の清潔で美しい指が一番ふさわしいのさ。」とか「特にあの大きな胸がいただけないな…。一体あの中に、何が詰まっているんだろうね…、きっと汚物だよ、そう思わないかい?」とかいった発言(!)からも想像が付くように彼は潔癖性のロリコンだったりします。
そしてそれはまさに作者が想定するプレイヤーなのではないでしょうか(これは理念型であるので事実であることを要しない(笑))? だとしたら、彼を「クライアント」と呼ぶ主人公はやはりPochette自身になるのでしょう。このゲームで特に命令されたわけでも、プレイヤーが選択したわけでもないのに、主人公が率先して女の子にスク水を着せたり、様々な形のHを強要するのは、Pochetteのプレイヤーに対するサービス精神の現れであったりもするのです(笑)。




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