研究日誌
DATA 評価
ブランド レッドゾーン 萌え度
お気に入り 寿ヒカリ H度 ☆☆☆
音声 フルボイス 将来性(笑) ☆☆
一般的なこと
<おはなし>
主人公は大学で講師をするかたわら、研究室で性心理学及び、夢と心理の研究を行っている25歳の博士。自らの研究テーマである夢が性心理に与える影響を研究するため、被験者の夢の中に様々なイメージを送り込む実験を思いつく。
彼が選んだ被験者は、ふたりの女の子、ヒカリと小枝だった。彼女達の夢の中で幾つかの行動を選択し、昼間に現実に反映されたその結果を調査する。科学者として性心理の探求の為、又はサディストとして、ロマンチスト、自らの欲求を満たすため‥‥‥。
主人公とふたりの女の子の結末は‥‥‥(以上メーカーサイトより)

<プレイ状況>
小枝とヒカリのシナリオはフルコンプ、共通エンドは一つ見た後、力尽きてフル化しました(苦笑)。

<システム>
F&C系列なのに独自のシステムを使っているみたいです。メッセージ速度は可変、しかし、スキップは既読判定なし、バックログもなし、saveはたった10箇所という必要最低限のものです。シーン、CGの回想はあります。

<ゲームデザイン>
シミュレーションなのでしょうね、多分(笑)。毎晩、夢の中に入る女の子(2人)を指定し、送り込む夢(3×3種)のイメージを決めます。で、それによって夢の内容、女の子のパラメーターが変化します。そして、翌日女の子に会って夢の影響を確認する、その繰り返しです。それ以外に選択肢はありません。そのためどちらかというと、ルーチンワークになってしまいます。合間に入る授業とか、雑務に関するテキストがテンポを下げてさらにこのゲームを面倒な物に感じさせます。
また、エンディングが多い(小枝4、ヒカリ4、共通3、のぞみ1)にもかかわらず、中盤(2/3くらい)まで女の子の変わり方(夢の影響)がほとんど同じで、Hの種類が繰り返しプレイの数に見合っていないというのもプレイの退屈感を倍増してます(苦笑)、しかも既読スキップがない(怒)。

<グラフィック>
原画は岩崎孝司さん、可愛い絵なんですが、いまいちインパクトに欠けますね。(彩色とかの影響もあるとは思うのですが、)流行りの一歩手前みたいな絵柄(笑)。立ち絵は特に小枝のバリエーションが少ないかなと感じたのですが、中盤以降だんだん表情豊かになっていきます。イベントCG、バリエーション抜きで60枚。ほとんどヒカリと小枝のHシーンで使われてはいますが、ちょっと寂しい。

<音楽>
F&Cなのに主題歌がない(笑)。特にお気に入りとかはないですが、心理的な不安を誘う曲とか、ピアノ系の曲とか、それなりにいい感じだと思います。

<音声>
助手ののぞみはある程度エロゲをやっている方なら誰でも一度は聴いたことのある声です(笑)。この方の声はこういう役が一番合っているような気がします(笑)。今回はなぜか声優名が出てきていませんが、F&Cらしく無難に固めています。

<シナリオ>
特にないです。夢でHして、現で話をして、そうしているウチに女の子の態度が変わっていく、それだけのゲームですから(笑)。

<テキスト>
主人公視点の一人称体。のぞみとのやりとりは面白いです。学術的な厳密性は期待しない方が良いでしょう(笑)。

<Hシーン>
鑑賞モードで確認すると全部で48種類あります。確かに数も多いし、やることもやっているのですが、描写が甘く、短い。しかも終わるとすぐに夢から覚めてしまうので、余韻というものがありません。どうせ夢なんだからもっと派手に陵辱とか、アブノーマルなヤツとか、コスプレとかあっても良いと思うのだけど…(ヒカリとブルマのHはある)。汁の描写も、中出し、顔射と回数的には多いのだけど、量やら質感に不満が残ります。
独り言(という名の雑談)
<萌えたのか?>
特にラブラブになるというお話でもないですし、デートみたいなイベントも皆無。ヒロインは大人しいのと活発なのとを取りあえず揃えたという感じで、内面的な描写とかもあまりされません。この手の半調教ゲーってやっぱり萌えさせるためには「同棲」状態にするのがベストだと思います(笑)。

<大丈夫かレッドゾーン>
とか、書きながらここのゲームをやったのははじめてですが、噂に聞いていたのより全然「エロ」の部分がなっていません。ライトなHをいろいろ見てみたいというユーザーは満足かも知れませんが、私はあの絵で繰り広げられる激しい「エロゲー」を期待していたのです!(笑) 
よって期待はずれ。
レッドゾーンがカクテルソフト・フェアリーテイルに片足を突っ込んだらこんな風になるのかなとか想像しながら、眠い目をこすりつつプレイしていました(爆)。
今年に入って、F&Cってまだまともな作品を出していないような…。『同窓会again』はあまりにも寒かったし(笑)、『univ』は塗りが酷くて難易度が滅茶苦茶、『時森』に至っては感想の載っているサイトがあるのでしょうか(笑)?

<総合評価>
5点、期待はずれ。買う前にまずメーカーサイトで体験版をダウンロードしましょう。それをやってみた印象と製品版の感想はほとんど変わらないはずですから(笑)。




戻る