KA・SU・MI | |||
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DATA | 評価 | ||
名前 | 松葉ぼたん | 萌え度 | ☆☆☆☆ |
ブランド | スクランブルハウス | H度 | ☆☆☆ |
続柄 | 居候宅の娘 | 痛さ | ☆☆☆ |
呼称 | お兄ちゃん−あたし | 意外性 | ☆ |
音声 | なし | お薦め度 | ☆☆☆ |
妹シナリオの感想など | |||
<設定> 元気で能天気。主人公たちと3つ違い。缶のおしるこが大ー好き。 143cm、72/56/74(笑)。 <関係> 幼い頃に主人公の両親が火事でなくなり、それ以来、一つ屋根の下で暮らしている。主人公がつつじの祖父の剣術道場に通うようになってから一緒に遊ぶ時間が少なくなって、寂しく思っている。 <シナリオ> よくある「お兄ちゃん大好き物」です(苦笑)。で、すれ違い。ちょっとひねりがなさ過ぎるのと、千鳥シナリオなんかと比べると、主人公が純情すぎなのが不満ですが悪くはないです(苦笑)。3サイズを見れば分かるようにHシーンは犯罪(ぉぃ。 <萌えたのか?> ちょっと我が儘がすぎるぞおい、と突っ込みたくなる部分があって、つつじに負けてるんですが、精いっぱい可愛いです(笑)。たとえ、我が儘で甘えっ子でも、「これでも我慢してたんだよ、お兄ちゃん」とか言われれば、すべて許す! つうか、萌えますって(ぉ。 でも、この娘のシナリオ、おまけみたいなんだよね。後述する「トピックボックス」の会話はぼたんだけなくて、普通のノヴェルっぽくなってます。 |
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共通な感想 | |||
<プレイ状況> 五人のヒロイン、フルコンプです。 <おはなし> 3年ぶりにかつて住んでいた街に帰ってきた一平は、懐かしさにひたるまもなく あわただしい引っ越し作業におわれた。 クタクタになったその夜、ふと外を見上げると、 ビルの屋上から屋上へと舞い去る人影、まるで、時代劇の忍者のように軽やかに飛び そして闇に消えていった…。転校初日、その人影が今噂になっている「怪盗」であることを知る。 転校生の一平になにかれとなく世話を焼く、委員長「白波(しらなみ)かすみ」に 次第に惹かれはじめる。 ―引越しからちょうど一週間がったった夜、街に出かけた一平は、また「怪盗」 を見かけ、その正体を突き止めようとその後を追いかけた。 やがて街外れにある廃ビルにたどり着き、忍び足で中に入るとその怪盗は着替えの最中だった。 が、結局、顔を見る前に気づかれ、逃げられてしまう。 だが、一平はその後ろ姿に一人の少女の姿を重ね合わせていた…。 (以上、スクランブルハウスの紹介より) <システム> 独自プログラムみたいです。必要最小限の物しかないですね。 メッセージスピードは一括で固定とか、そんな感じです(笑) スキップが既読判定しないことと、バックログ機能がないことを考えると褒められません。Hシーンの回想はアリ。EasyとNomalモードがあるのですが、立ち上がるたびにNomalになってしまうのは如何なものかと思います。 <音楽> 主題歌の作曲はロックンバナナ。歌は西田えりさん。怪盗物というゲームのイメージ(!)には合ってます。ただ肝心のゲーム内容の方が…(苦笑)。BGMは如何にもゲームらしい良い曲が多いですね。 <グラフィック> 原画は南誠さん、スクランブルハウス専属みたいですね。つうか、この方が主要メンバーの一人みたいです。ちょっと癖がありますけど、Hで良し(笑)。イベント絵は103枚。立ち絵の表情も可愛いです。背景もきちんと描き込んであって好感が持てます。ただ、悪役キャラが、使い回しなのは…(汗)。でも、少ないスタッフ(推定(笑))でよく頑張ってますよ。 <ゲームデザイン> 基本は放課後目当ての女の子と会って話をするタイプです。ただ、ときどき「トピックボックス」つーのが現れます。『WhiteAlubm』みたいに話題を選んで、好感度をあげて、イベントを起こすシステムですね。選択によっては話題が連鎖したり、話せる回数が増えたりします。 ノベルゲーはどうしてもプレイが単調になりやすいのでこの手の工夫は歓迎したいんですが、ノベルからの移行がちょっと不自然な場合がありますね(ケンカしていた相手と出会って自然に話しているようなパターン)。 <シナリオ> 良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られました。 面白いです。出来の良い順から並べるとつつじ、千鳥、柚、かすみ。あれっ?っと思った方もいるでしょうが、このゲーム大方の期待と予想を裏切って、怪盗物としては中途半端な出来です。 むしろ、主人公が剣の道を取り戻すつつじシナリオや、千鳥独り立ちシナリオ(笑)はありがちな物語でありながらしっかり書かれていると思います。どちらも主人公が格好良く戦っているし、つつじは犯罪的に可愛いし、千鳥の貧乏描写も生活感溢れるし(笑)、構成もきっちりしてます。 一方、柚・ぼたんの松葉姉妹シナリオは別人かと思えるほど、主人公が情けない(笑)ので、評価を下げますね。柚シナリオは先が読めてしまうし…(一番最初にやった方がよいです)。 で、最大の問題はかすみシナリオ。かすみは題名からも、学校でのイベントの多さからも、明らかにメインヒロインとして作られたキャラクターで、その期待を裏切らないくらいにはいい娘で可愛いのだけど(赤面症萌え(笑))、肝心のシナリオが…、やっぱかすみと一緒に豪邸に忍び込む主人公とかそんなイベントが一度くらいあっても良かったのでは? あまり怪盗物っぽさがないんですよね…。それにライバルの刑事役も不在だし…(柚に素人探偵役をやらせて、それぞれを表シナリオ・裏シナリオにすれば良かったのに)。 テキスト…客観体で書かれてますが基本的に主人公視点なのでそれほど違和感はありません。 <Hシーン> ラストで一回の純愛物、それにしては良い方だと思います。すべて、痛がる→初めてなのにイッてしまう、なのはあれですが(苦笑)。CGは一回にしては枚数も多いし、構図もいい感じです。 <独り言> トータルバランスが非常に優れたゲームだと思います。シナリオ、CG、音楽すべて水準以上。システムに問題があるけど、許容範囲。そしてなによりヒロインが可愛いです。『ルネサンス』といい、スクランブルハウスは萌えの境地を理解してますね(爆)。音声がないのは返す返すも残念です。これで、LiLiMなみの声優さんが声を当てたら8点評価になるのですが…、もっとも現状でも佳作レベルはいってます。 しかし、この内容で評判がさっぱり聞こえてこないのは寂しい限りですね。萌え方面でも叫んでる方あんまりいないみたいですし…。確かに4/27は『もみじ』、『ぷれじゃーボックス』、『まほぱ』、『トリコロール』と激戦だったんだけど…、しかし、もう少しね…、やっぱブランド力の差ですかね。 |