<プレイ状況>
鈴音、璃緒、美咲攻略済み(この三人がメインと思われる)。二人余しているのですがもうどうでもいい感じ(ぉ。
<アニメ>
このゲームのウリです。水準は高いのだけど、如何せん、オープニング以外は、各ヒロインの登場場面(短い!)と、あまりいやらしくないHシーンにしか使われてません。でもね、このオープニングが素晴らしい。大正ロマンつう感じで幻想的で、視点の動かし方なんかが特徴的で、曲もあってて…。雑誌なんかでこのデモを見て買った方も多いのではないかと思うのですが、残念ながらゲームとは雰囲気が違います(苦笑)。
<システム>
全く問題ないです。既読スキップ、バックログ、Hシーン回想というシステム関係を評価するときのポイントはすべてそろってます。手放しモード、音量調整も完備。クリック音がうるさいんだけどこれも調整可。ただメッセージウインドは色を変えられれば良かった(透明にして欲しかった)。あとは、バグを出さなければ文句なしでした。
<音楽>
メインテーマとなるピアノ曲「HeartFlower」を始めいい曲が揃ってます。ただ、どうやらWaveで流してるみたいで…、音楽モードでないと聴けないのが残念。多分、売れてないだろうからサントラなんて出ないだろうし…。
<音声>
上述の通り、有名どころに頼んであるようで、問題なし。璃緒も声も聴いたことあるような…。
<グラフィック>
立ち絵は引き絵とバストアップ2種。引き絵は若干小さすぎるような…、イベントCGの人物もちょっと小さくてちゃちな感じ。バストアップはヒロインしかありません。バストアップ表示時は背景をぼやかす工夫も。でも、なんとなく塗りがくどいような…(汗)。特に美咲。厚化粧(爆)? 総合的にはレベル高いです。
<ゲームデザイン>
オーソドックスなノベルタイプ。選択肢の数はそんなに多くないし(つうか、シナリオが短い)、難易度も低め。既読スキップがあるし、中盤までほとんどのイベントが被っているので、二回目以降はすんなり終わります(笑)。特に目新しいところはありません。
<シナリオ>
大財閥の若旦那がお忍びで跡取り修行とくれば、主人公の成長物語が表立ってのテーマになるでしょう。そして、プレイヤーはその裏にヒロインの側から見たシンデレラストーリーというのを期待するに違いありません(笑)。しかし、このゲームそのどちらも期待できません(まあ、他の二人のシナリオは違うのかも知れませんが…)。鈴音は上述の通りだし、美咲シナリオはよくある幼なじみ物(今まで側にいて気付かなかったけど…とかいうやつ)、璃緒シナリオは美咲におんぶにだっこ(笑)。こんなので会社の経営は大丈夫なのか、などと突っ込んでいると、エピローグは「小さなお家だけど幸せに過ごしましたとさ、メデタシ、メデタシ」みたいな、跡継がなくていいのか〜〜〜〜!(怒)
テキストは若干癖有り。会話で「邂逅」とか「吐露」とか使わないでしょ、普通(苦笑)。ところどころ詩的な表現が使われていてこっちは声優さんの演技の良さもあっていい感じ。「夢見たものは、ささやかな愛。願ったものは、ひとひらの幸せ」、「ですが、花と生まれたことに、何の悔いがありましょう?」
<その他のヒロイン>
美咲が最強キャラです(推定)。他のシナリオにも絡むし、頼りない主人公助けるし…。しかし、こんなしっかり者がいたら主人公の駄目人間度が更に悪化しそう(笑)。
<独り言>
なんかアセンブラージュが出しても不思議でないゲームです。主人公、大金持ちで、何をやらせても小器用で、モテモテで…。ちょうど『アルバムの中の微笑み』とかそんな感じだし。でも、設定を生かし切っていないですね。この手の設定ではプレイヤーに優越感を感じさせて、「萌え」を誘引するのが常道なんだけど。もっと勉強しましょう(ぉ。
あと、Hシーンについて書くのを忘れましたが、わざわざコメントするほどのものでもないので、パス(爆)。 |