Please teach! MyAngel(ぷちぱじゃま
<DATA>
妹ヒロイン 音声 炉系ヒロイン
蒼乃野々香 フルボイス(男なし) 蒼乃野々香

<各種属性>
寝取られ×;修羅場△;処女◎;凌辱×
萌え☆☆☆☆ H☆☆☆ 物語性☆☆☆
はじめに
<おはなし>
メーカーサイトで確認を。要するに天使が堕ちてきて、それが学園の先生(聖玲奈)で、しかもなぜか同居することになって、妹と三人の生活がはじまると、そんな感じ(ぉ。
<攻略とか進捗状況とか>
トゥルーエンドといえるものと、野々香(妹)よりのものと、二種類あるようです。ただし、シナリオ自体はほぼ共通で、エンディングが少し違うだけ。そのため一本道といってよいシナリオですが、意外と長いです。低価格品だということで軽い気持ちで始めたのせいか、異様に長く感じました。1プレイ10時間以上掛かったような。2周目はほとんどスキップ出来ますが、マシンパワーの問題なのか(セレ1.2G、G450)、遅いので結構時間がかかりました。エンディングは両方見ましたが、CG・シーン回想に若干(一つずつ)空きあり。
<システム>
前作『パティシエなにゃんこ』と同じシステムみたいです。重いですが、スキップやバックログ・オートクリック・音量調整など必要なものは揃っています。但し、音声再生出来ないのは如何なものか。フルインストールで1.95GB。画面は800×600、セーブポイントは36ヶ所、普通にやっていれば必要十分。但し私のように野々香のイベントでセーブしてると足らなくなります(笑)。
<ゲームデザイン>
オーソドックスなノベルです。あまり偏った選択をしているとBADエンドになってしまうようですが、難易度はそれほど高くないようです。
<グラフィック>
原画は好きな人と、嫌いな人しかいないといわれる大野哲也さん(ぉ。個人的にはあんまり好きじゃないです。といっても以前よりは癖がなくなってきているような。色使いなどもかなり特徴的なので、メーカーサイトで確認を。CG43枚(差分含めず)。立ち絵は先生と野々香のみ。その分、表情変化などの差分はしっかりとってあります>野々香可愛い。背景は安心の(?)草薙。きちんとイベントにあった物が用意されていて、価格的なデメリットは感じられません。ついでにいうと、OPムービーは神月社だし、低価格品の割には贅沢なスタッフです。
<音楽>
BGMがHIK、Manackさん、主題歌がfeelで歌は.佐藤裕美さんと、こちらも豪勢。主題歌含めて13曲。通常作品からヒロイン毎のテーマ曲を引いたくらいでしょうか。プレイ中特に不足を感じることもありませんでした。聖玲奈のテーマ曲「Innocent smile」がこの作品らしくて良いです。サンプル曲の「ひまわりが咲く季節」は野々香テーマ曲。BGMは全て特典サントラに収録されています。
<シナリオ>
攻略可能キャラは実質1人で、エンディングは2つ、シナリオはほぼ共通なんですが、これが長い。長く感じるのは立ち絵のある登場人物が聖玲奈先生、野々香の二人で、会話の幅、動きが少なくて、特に前半ダレるせいもありますが、それを差し引いても通常作品の1キャラ攻略よりも長いと思われます。
その分、心理描写や先生と主人公が惹かれ合っていく過程がしっかり描かれているのは好印象。そしてなんといっても、終盤の野々香(妹)を交えた修羅場(というほどでもないが)から主人公の過去が明かされていく辺りの盛り上がりは素晴らしいです。おしむらくは野々香が攻略できない。ネタバレになるので書きませんが、普通ここまでやったら攻略できないとおかしいでしょ(笑)。何のための伏線なんじゃ〜って感じ。トゥルーエンドのシナリオの流れのまま野乃香が攻略できていたら、妹ゲーの名作と呼ばれたのに(涙)。
相変わらずぱじゃまは妹スキーエロゲーマーを敵に回す真似をしています。今回アンケートに「続編を希望しますか?」の欄があるのは意図的なのだろうか?(笑)
<Hシーン>
聖玲奈先生のHシーンが7つ(8つか?)、野乃香のが1つ。野々香のシーンはおまけみたいなものですが(涙)、聖玲奈先生のHシーンはフェラとか野外とか羞恥プレイっぽいものとかいろいろあります。尺はそこそこありますが、CGのせいか、それほどいやらしく感じません(ぉ。チュパ音は当然のように入っていますが、卑語はありません。
音声について
天川聖玲奈:野神奈々
蒼乃野々香:日向裕羅

キャストは聖玲奈先生が野神奈々さん。キャラ的にはねこねこポンコツ系。むしろ籐野さんより嵌っているような(笑)。えぃえぃ〜とか最高。あと、この人の演技ホントにいやらしいです。炉声もいいんだけど、炉声だと、エロシーンだけ浮いちゃうくらいエロい。今回はお姉さん系なので問題なし。
妹は日向裕羅さん。日向裕羅=妹は、日向裕羅=巫女とか乃田あす実=妹、と同じくらい強いイメージで私の中で刷り込まれていますが、『すくみず』もやっていないので『とらハ2』以来ほとんど出会っていません。今後もムーンストーンの新作くらいしか予定がないですね。各社もう少しキャスティングに工夫を。呼び方は「お兄ちゃん-私」型。一ヶ所だけ「兄様」というイベントがあって、これは怖ろしく破壊力があります(笑)。キャストは完全に満足なんだけど、アンケート葉書に項目がないのは如何なものかと。
おわりに
<ライターさんのこととか>
今回シナリオは『パティシエなにゃんこ』の長野ヒロユキさんが一人で書いているようです。『パティにゃん』はシナリオの分担について明かされていないのではっきり分かりませんが、ライター陣三人とも高いレベルで拮抗しているじゃないかと思われます。
今回、低価格作品ということで、唯一社員である長野さんが担当した模様。ただ、上記の通り、低価格作品故の制約が足を引っ張っているので、このライター陣には予算を掛けてちゃんとしたものを作ってもらいたいと思う>勿論、野々香シナリオのケジメだけはつけて(笑)。
<総合評価>
野乃香が攻略できていれば!、の8点
シナリオはよく書けていて、妹も萌えるが、攻略不可。という辺りが評価のポイント。但し価格以上に楽しめたことは確かなので少し甘めな採点になっています。この規模でこの値段の作品を作れるのはアリスソフト以外にはないと思っていましたが、嬉しい誤算でした。
<ぱじゃまソフトのこと>
『パティシエなにゃんこ』からにわか信者です。それ以前も買った作品はあるはずなんですが、大野-和泉色が強すぎて私の嗜好と合わずに挫折していました。『パティにゃん』は萌えといい、物語といい、従来のイメージを一変させる良作で、しかも、ユーザー登録するとお返しCDが届いたり(今回はさすがに無理みたいです)、新作デモの早期DLが出来たり、サービス面でも優良ブランドといえます。老舗がイマイチ停滞している現在、更なる飛躍を期待したいところ>CGさえ一般受けするように変えればなぁ……(ぉ。
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