じゅら〜ずFC 活動日誌
【NO.1 じゅら〜ずFC結成】 


3月21日春分の日。

久々に訪れた泉パークタウン練習場ではベガルタの選手がリーグ開幕戦に
向けて最終チェックを行っていた。
練習場レポ作成の為に、カメラのファインダーを覗いていると、土手の方に
見知った人物を見つける。

(takiだ・・・!)

レポの取材もそぞろに、takiの方へ歩んでいった。

JURA『こんちは』
taki『こんにちは』

takiの隣には彼女らしき女性が微笑みながら体育座りをしている。

2人の淡い時間を邪魔しないように六言、七言の会話を終え、
私はその場を立ち去ろうとした。

taki『JURAさん。フットサルとかやらないんですか?』
JURA『へ?オレ、サッカーも遊びでしかやったことないよ』
taki『フットサルやりたいですよね。でもメンバーとか、それを
     まとめてくれる人がいなくて・・・。』(チラっ)
JURA(・・・。もしかして、オレにそれをやれと?・・・)
    『そうですね。やってみると面白いかも知れませんね。』

とりあえず、核心に触れないように無難に返事する。

JURA『そろそろ元の場所に行きますね。それでは2人でごゆっくり〜』


それからの13日間。takiの言葉が頭から離れなかった。

(『フットサルとかやらないんですか?』)
(『まとめてくれる人が・・・』)

フットサルか・・・。
そういえば、最近スポーツしてないよな。
ダイエットにいいかもな。
やってみっかな。
まとめ役ってのもいい経験かも知れないな。
オリジナルユニフォームとか作ったりしてな。
そうすっと色は何色がいいかな。
シューズはNIKEにしようかな。
チーム用のダンマク作ったりして?
そしたらぺぺ〜ん♪さんにお願いしようかな。
あ!応援歌はおみさんかな。
練習試合とかやったりして。
どこと対戦すっぺ?
本買ってルールとか勉強しようかな。


繁忙期を過ぎ、すっかりヒマになった会社で
見積り業務をこなしているフリをして
独り考え事にふける自分がいた。


こうなるとB型人間の私は動きがはやい。

私とは違っていつも真面目に仕事をしているTANTANちゃんに

JURA『オラ、フットサルチーム作るだ』

会社の静寂な空間を突然切り裂く私。

TANTAN『はい?』
JURA『オラ、決めただ!』
TANTAN『はい?』
JURA『ねぇ、フットサルやる?』
TANTAN『はい!』

早速、メンバー集めにかかった私。


フットサルチーム:じゅら〜ずFC発足!!

こうして、レッドビッキーズ的な展開を頭に描きながら
ど素人チームの汗と涙と鼻水の物語がスタートした。