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00' 北海道ツーリング「宴会編」


 

7/25(火)

 藤原氏は朝からパソコンを打っている。

分かっていることとは言え大変だ。

もちろん、この間オレは手助けできない。

なにか手伝えることはないかと考えたが心の中で応援するのが精一杯だった。

羅臼国設キャンプ場

 藤原氏としばらく話をしていると昨夜の宴会メンバーのアロハが来た。

やつはかなり面白い。

全国にアロハを広めるために旅をしているんだと。

さすが関西人。(笑)

でも、羅臼に二ヶ月連泊。(爆)



 結局、11時頃までキャンプ場にいた。

予定では根室方面に行くつもりだ。

しかし、羅臼の道の駅での情報では雨らしい。

オレは予定を変更して網走方面に向かうことにした・・・

が、またしても道の駅で数時間くっちゃべってしまった。

 今日の知床横断道路は霧だ。

しかもかなり濃い。

泣きながらウトロに抜けると・・・快晴だった(^^;

うにくら丼

 かなり遅い昼食をウトロですることにした。

うにくら丼。文字通りうにとイクラの丼。



食後まったりしていた時にソレは起こった・・・

食後外に出たライダーが再び店内にやってきて一言。

「バイク倒れてますよ」

のぉ!

前日に続きバイクが倒れてしまっていた。

しかも、今回はちょっとダメージが大きかったようだ。

ウインカーレンズがゆがみ電球が割れていた。

カウルもわずかにずれているようであった。

とにかく、ウインカーが点灯しないのはさすがに問題なのですぐに近くのガソリンスタンドに走りこみ電球を購入して修理した。

・・・しかし、オレって学習能力ないのかね。ちょっと自己嫌悪。

 そのまま斜里を経由して網走に向かう。

網走に到着した時には既にいい時間になっていた。

寝床を探すのが面倒なので昨年テントを張った網走湖畔の呼人浦キャンプ場に行った。

 あら・・・なんとCB仲本君もいる。

やはり今日も宴会になりそうな予感(^^;

どうやら彼もバイクを倒してしまったようだ。

しかも彼の方がはるかにダメージはでかい。

タンクがへこんでる。

かわいそうに・・・

網走湖畔キャンプ場

 このキャンプ場にはおそらく以前管理棟であったと思われる東屋がある。

今晩もここで宴会をするそうな。

当然、オレも一緒に大宴会!

いや〜ほんとに大宴会!!

いつ寝たのか自分でも良く覚えていない。



 今日も夜は更けて行く。オレの知らない間に・・・

 

7/26(水)

 そろそろ南下の旅に入ることにする。

オレに残された時間はもうそれほどはない。

別に一日で小樽までは行けるがさすがにバタバタするのは嫌だ。

 仲本君達との別れを惜しみながら出発した。

でも、結局昼前なんだけどね・・・

 途中、阿寒湖に立ち寄る。

が、面白くないので即効で立ち去り、オンネトーに向かう。

オンネトー

 不思議な湖・・・ひっそりとたたずんでいるようだった。



湯の滝

が、目的はオンネトー湯の滝なのでそちらに向かう。

汗をかきながら徒歩で湯の滝に向かう。

・・・知らなかった。今は滝壷に入れないのね。

別に湯船はあったがちょっと残念。



帯広に近づくにつれみるみる雲行きが怪しくなってきた。

でも、ここまでほとんど雨に合わなかったのは運が良かったからなのか?

とにかくカッパを着ることにした。

と、途端に激しい雨になった。

 コレではさすがにテントは張りたくないので今晩はライダーハウスにする。

今晩の宿は「ヤドカリの家」。

 結局ライダーハウスにつく頃にはすっかり雨は上がっていた。

一緒になった人達と温泉に行き、食堂に行く。

やはりここでも大宴会。

 この日は宿の主人が12時でお開きにしたので泥沼の宴会にはならなかった。

ちょっと欲求不満な夜が更けて行く。 

 

7/27(木)

 今日は帯広見物。なんか観光客の気分。

昨日とはうって変わっていい天気だった。

幸福駅

 お約束の幸福駅に行った。

想像していたよりも人気がない。

みやげ物屋の主人も客足が減ったと嘆いていた。

一応、名刺を駅舎に貼っておいた。

オレっていったい・・・



 再び帯広に戻り、六花亭本店へお土産を買いに行く。

当然、お土産はバターサンド。しかし、郵送になるためちょっと高くついた。

まぁ仕方ないか。

ぱんちょう

 昼食に豚丼で有名なぱんちょうに行く。

すごい行列!

路上にバイクもたくさん並んでいる。

やはりTMに紹介されているのが影響しているのであろう。



 狩勝峠を通る。

緩やかなコーナーが続く、豪快なルート。

非常にスピードの出る道だ。

VTRがアクセルを開けてくれとせがむ。

しかし、それに答えてやれない自分が悲しい・・・

 途中、トマム方面に寄り道をする。

以前、半分廃墟と化したリゾート高層タワーのことを新聞の記事で見たのを思い出したからだ。

山深いワインディングを走っていると・・・

なんじゃこりゃ!

思わず、ヘルメットの中でオレは失笑していた。

明らかに金の使い道を間違えている。

日高で休憩し、再び国道237号線に入る。

ココからは来る時に通った道だ。

帰りは天気が良かったので、十分良い景色を満喫することが出来た。

札幌市内に入ると思った通りの渋滞だったのでオレは迷うことなく高速に乗った。

一路小樽へ。

今晩は小樽のとほ宿「ぽんぽん船」を予約している。

かつて「クレヨン舎」と言う宿であった場所だ。

元々の「ぽんぽん船」は老朽化のためにこの場所に移転してきたらしい。

そのあたりの話は昨年一緒に行った連れから聞いていた。

 何故かオレを呼ぶ声がする。

あら?なぜか岡本夫妻がいる。

確かに北海道に来る話は聞いていたけど、なぜココに?

どうやら、彼らは購入直後のバイクが故障してしまったために小樽に足留めされていたようだった。

やはり、新車はある程度慣らしをしてからツーリングに出なければならないことを再確認させてもらった。

 結局、彼らと小樽で食事をすることになった。

「魚真」と言う寿司屋。

安くて、うまくて、量が多い。

腹いっぱいなったところでぽんぽん船に戻る。

 既にミーティングが始まっているようであった。

まぁ単なる自己紹介だけど、コレがなかなか面白い。

行きのフェリーで一緒だったZRXの人もいた。

その後の行程を聞いているとなかなか興味深い。

 この宿に宿泊する人はほとんどが翌日のフェリーで帰る人達のようだ。

場所柄、そうなるのだろう。

今回の北海道ツーリングの話で盛り上がる。

だが、皆心なしか寂しそうだった。

 今夜はしんみりと夜が更けて行く。

 

7/28(金)

 ついにこの日がやって来た!

舞鶴着のフェリーは朝10時出航。

いよいよ北海道と別れる時だ。

この日がやってこなければいいのに・・・

 

 船内ではぽんぽん船で一緒だった連中が結構いる。

ツーリング中会った人も結構いる。

お互い道内での話に花が咲く。

 ディーゼルエンジンの音を聞きながら夜が更けてゆく。

 

7/29(土)

 暑い!

下船しての第一印象。

一気に現実に引き戻されてしまった。

これから北海道に向かう人が既に数人来ているようだった。

「うらやましい・・・」

コレが正直な気分。

 

 いつもキャンプ会等でお世話になっている半纏氏が出迎えに来てくれていた。

なじみの顔を見るとちょっとセンチな気分もすっかり忘れてしまうようだ。

ありがとね!半纏サン。

 

今回のツーリングも多くの人に会い、楽しい時間を過ごせることが出来た。

コレこそがバイクツーリングの醍醐味!

やっぱやめられないよね。

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