バーテックススタンダード VX-7

2002.10.10新規作成 / 2002.10.10更新

1.はじめに
 2002年4月、バーテックスタンダードのVX-7を購入しました。いつもの無線機屋に電話をかけたら在庫が1台あると言うことで手に入れました(52,200円税込)。やはりFT-817に比べると盛り上がりに欠けるようで、予約などを入れなくてもすぐに手に入りました。購入の動機は6mAMが送受信できるハンディ機であるということです。

2.製品の概要
 50/144/430MHzのトリプルバンド出力5WのFMハンディ機です。50MHzのAM送受信が可能になっていますが、AM送受信はオマケ程度という感じです。受信は500kHz〜999MHz(一部周波数を除く)をカバーしています。大きさは幅60×高さ96×奥行き28.5(mm)、重量260g(アンテナ、電池含む)となっています。

3.これまでの使用感
(1) AMは普通の変調といった感じ、ただ、FT-817のように大声での急激な出力減少はない模様です。
(2) 設定変更とか周波数メモリといった操作をするにもマニュアルが必要。マニュアルがあれば操作はできるが、ハンディ機にマニュアル持参はちょっとという感じです。
(3) カタログを見る限り、AMの選択度が15kHz(-6dB)となっており、実際に受信してみるとそのような感じに聞こえます。Esやコンテストなどでバンドが込んだときにAMが使えるかどうか気になるところです。
(4) 周波数によってモードが固定されおり、モード変更もできない模様。29.000〜29.700MHzがAMになっているのは痛いです。
(5) スケルチはオートになっているのは、AMでは信号が弱い場合にQSOがしづらい感じがします。
(6) 当然ながら、ちょっとした旅行に手軽に持っていける大きさ、重さはありがたいです。

 ざっとした印象は以上のとおりです。旅のついでのちょっとした移動運用には良いリグですが、VX-7は連絡用のFM機というのが本来の姿であり、普段は6mAMも出せる広帯域受信機としての使い方が良いように思います。AM・FMラジオ、TV受信、鉄道無線受信などに使えるのが良いところですが、私としてはSSBの簡易受信があればと思いました。

4.交信実績
 Esによる交信実績はこちら。2002年以降の備考欄1WoutがVX-7による交信です。2002年の交信は以下のとおりです。
(1) 6m&Downコンテストの行われた7/6,7にVX-7で6エリア2局と6mAMで交信できました。
(2) 2002.07.20の移動運用で2エリア1局と交信できました。
(3) 2002.07.28、東京レインボーブリッジから2エリアAMコンテストに参加し、1エリア4局と交信できました。同日21:30より行われた1エリアAMRCにもチェックインできました。

5.6mAMを送受信可能としたメーカの思惑とは?
(1) AMの送信機能を付加するのに大きなコストがかからない。
(2) アマチュア無線の世界が小さくなったため、相対的にAMを運用する人の比率が大きくなり、ユーザーとして無視できなくなった。
(3) 他メーカーとの競争がなくなってきたため、コストを下げることよりも機能を多く付加してより多くのユーザーを取り込む。
 こんなところが理由かと思います。なにしろ、VXシリーズに大して関心のなかった私ですら、50k円も出してVX-7を買ってしまったのですから(KENWOODやICOMからはたぶん出ないだろうとの考えもありました)。

6.お勧めか?
 基本的にFMハンディ機です。6mAMに関しては、ハンディサイズの6mAM機が欲しいかどうかが購入のポイントだと思います。FT-817以上にあちこちにもっていくのでなければ持ち味を発揮できないリグだと思います。

VX-7の外観
VX-7の外観(撮影:CANON EOS D60、画像加工:PaintShopPro6J)

JR8DAG/菅野 正人(KANNO Masato)

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