6m QRP AMトランシーバー(AMRC-601)

2004.02.29新規作成 / 2004.02.29更新
ハムフェア95自作品コンテスト出品

 ◎はじめに
 本作品は、6mAMロールコールグループの作品として1995年の自作品コンテストの出品した作品です。「6mAMを自作機で運用する際の参考例となるトランシーバー」を目標として製作しました。この作品は回路の不安定さなどから自作品コンテストでは選外となりましたが、得られたノウハウを翌年のAMRC-696に生かしました。AMRC-601と言う名称はAMロールコールの6mの1号機と意味で命名しています。

 ◎本機の主な特徴
(1) 簡単な回路でありながら、周波数可変トランシ−ブトランシ−バ−となっています。
(2) 受信部はIF(10.700MHz) に4素子のラダ−型水晶フィルタ−を使ったシングル・ス−パ−・ヘテロダイン方式で、AM交信に必要な感度、選択度を得ています。
(3) 送信部は終段に 2SC1973を使い、入力200(mW)、出力100(mW)。変調方式は変調器にLM386Nを使いドライバーの2SC1815に直接変調をかけています(FCZポケトラと同じ変調です)。
(4) 周波数可変には簡単な回路で十分な安定度の得られるVXO(可変水晶発振)を使用して約100kHzを可変させ、これを送受で共用することで、トランシーブ操作を実現しています。

 ◎使用感
 本作品では1,3,4,5エリアの7局と交信できました。受信については他の作品とほぼ同じ回路ですので特に問題はありませんでしたが、送信については出力を200mWにすると変調が浅い感じでした。変調そのものはきちんとかかっているようでしたが、その後のリニアアンプ2SC1973のピーク出力が0.5W程度で、キャリアの出力を200mWとするとピークがつぶれてしまい変調が浅くなるようでした。最終的にはキャリア出力を100mWに抑えて変調を深くする方を選択しました。
 本作品は、変調の他、周波数安定度、近接スプリアス特性で満足な結果が得られていませんでした。本作品では、回路で新しい試みをしたところがあったのですが、十分なテストが行えなかったために、所定の性能を発揮できませんでした。
 AMRC-696のような長期間にわたり実用的に使えるトランシーバーとするには熟成が足りなかったように感じています。

JR8DAG/菅野 正人
回路図はこちらです(約62kB)
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外観の写真
外観の写真(exterior):パネル面は濃い茶色、蓋は水色で塗装しました。
撮影:OLYMPUS E-100RS、画像加工:PaintShopPro6J
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内部の写真(interior)
撮影:OLYMPUS E-100RS、画像加工:PaintShopPro6J