6m QRP フローティングキャリア AM トランシーバー(AMRC-698FC)
1998.07.25新規作成 / 2014.12.31更新 / 2020.04.15URL変更
ハムフェア98自作品コンテスト出品
◎6m QRP AM トランシーバー(AMRC-698FC)のページについては以下のURLに移動しました(2020.04.15)。
>> http://jr8dag.la.coocan.jp/amrc698/amr698.htm
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6mAMロールコールグループの作品としてハムフェア98自作品コンテストに出品した「6m
QRP フローティングキャリア AM トランシーバーです。
「AMRC-698FC」という名称は、6mAMロールコール98年のフローティングキャリアAMトランシーバーという意味で命名しました。
◎ 本作品の主な特徴
(1) 音声の大小に応じ、搬送波のレベルが変化するフローティングキャリアAMトランシーバーで、キャリアレベルの変化量は10〜20dB。
(2) 周波数可変トランシーブトランシーバーとし、50.550〜50.650MHzが運用可能。
(3) 出力は約200mW。
(4) 大きさ30(W)×5.5(H)×20(D)(単位cm)。
(5) プリント基板でパターンを作成しないで、表面実装で製作。
◎ フローティングキャリアレベルコントロール回路
AM変調に使用しているDBMに直流を加えることで搬送波を出すことができることから、このDBMに加える直流を音声に応じて変化させることでフローティングキャリアが実現できるのではないかと考えました。回路としては、音声信号を1SS99で検波し、その検波した信号を2SK241と2SC1815を使用したコントロール回路でDBMに加える直流を変化させフローティングキャリアAMを実現しています。
◎使用感
2003年現在で1-6,8,0エリアの約80局とQSOできました。受信はIF増幅が3段ということで、弱い信号でもそれなりの音で聞こえ、IF2段の受信機との感覚の違いを感じます。送信の変調音は非常に深くかかったような変調に聞こえ、遠距離交信に向いた変調のようです。
大きさはやはり大きく、移動運用で使用することは十分可能ではありますが、AMRC-696やJR8DAG-2002等に比べると使い勝手は良くない感じです。
回路図はこちらです(circuit)
製作担当 JR8DAG/菅野 正人
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【更新情報】 | |
2014.12.31 | 概観および内部の様子の写真を解像度の高いものに差し換え |
1999.05.02 | 回路変更を実施 (1) AM/DSBの2モード化 受信時は10.7MHzの局発を発振させて、 SSBを受信する。 送信はフローティキングキャリアの直流をDBMから切り離し、送信のDSB化を行った。 DSBにしたとき、キャリアがかなり漏れているような感じがあったため、10.7MHzの発振トランジスタ(2SC1815)のベース抵抗を大きくして10.7MHzの発振出力を小さくして、キャリア漏れを改善。 (2) 2ch化 回路はミズホのピコシリーズを参考とした。切換は問題なくできたが、20MHzと特注の19.850MHzとの特性が異なっていたため可変幅が大きく異なってしまったことから、 ・L5のVXO用のコイルの巻き数42回 → 35回へ ・20.0MHzの水晶を入れる部分(Achとする)には、直列に10回巻きのコイ ルを入れた。 Achに20.0MHz、Bchに19.850MHzの水晶を使用し、運用周波数は以下のとおり。 Ach:50.530〜50.660MHz Bch:50.150〜50.350MHz |
1998.07.25 | ページを新規作成 |
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外観の写真(exterior) (size 300mm×55mm×200mm) |
撮影:CANON EOS Kiss X7 画像編集:PaintShopPro6J |
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内部の写真(Interior) |
撮影:CANON EOS Kiss X7 画像編集:PaintShopPro6J |