はしがき

 

世の中の流れというものは実に早いものである。

半年前のことがもう陳腐化しており、マスコミも忘れてしまった如く、さっぱり報道しない。そして次から次へと新しい問題が提起される。

昨年の秋からこれが出来上がるまでの間、別に放置していたわけではないが、他の事に取り組んでいたので、多少時間がかかりすぎた。

2兎を追うもの1兎も得ず、というが、一度に二つも三つも課題を抱えてやろうとすれば、その一つ一つに多少時間がかかっても仕方がない。

一つの事を集中的にこなした方が能率としては効率がいい事はわかっているが。それぞれに時間的配分が難しく、集中的に一過加勢に出来る事ではないので、暇なときに時間を割いてやっているので、それぞれに余分な時間がかかってしまった。

その間に、中東の問題はすっかり陰が薄れ、アメリカの大統領選挙やPKOの問題が話題になってきた。

私の文章は公表する事が前提になっていないので、思い切った事を述べており、過激な発言という風に取られるかもしれないが、これは私の個人的な考えであって、考えていることを実行するとか、其の事を人に押しつけるという性質のものではない。

頭の中で思いついたことを、そのまま文字で記述しただけのことで、社会的に何ら責任を負うものではない。

そういう意味において、遊びと称している次第である。

しかし、こういう目で新聞を見、テレビを見ていると、これはこれなりの面白いものである。

もっか自分に二つの課題を背負わせて、日々思索の生活を送っているが、この二つが何時成就するかわからない。

ライフ・ワ−クという言葉はあるが、それほど大袈裟なものではなく、せいぜいライフ・プレイという範疇である。

そういう感じで、自分も楽しみつつライフ・プレイなるものに邁進している次第である。この巻はそのうちの一つである。 

 

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