050519  戦後60年

日本の侵略?

今年は戦後60年に当たるので、私も60年前のことを私なりに掘り起こそうと思っていますが、あの戦争は勝った側が、つまり西洋先進国側では「日本の自存自衛の戦争であった」ということを述べているのに、何故我々が侵略であったと言うのでしょうか。

大東亜戦争はアメリカ、イギリス、フランス、オランダいわゆる西洋列強と戦ったのであって、こうした国々はアジアを植民地として蚕食していたから、それを叩きのめしたのであって、アジアの諸民族でそれが出来た民族が他にあるのかと問いたい。

日本は台湾や朝鮮を支配したという言い方もおかしなもので、日本はあの当時、日本内地の血税で台湾や朝鮮のインフラを整備したのであって、こんな帝国主義的植民地経営がありえたであろうか。

我々は台湾や朝鮮を支配したのではなく、貧しい日本からの金で、彼の地のインフラを整備したのであって、いわばボトム・アップを図ろうとしたのである。こんな植民地が他にあるであろうか。

今の台湾や朝鮮は、そうした日本の残した基盤があったから、彼らは1945年以降それに接木をすることによって近代化をなしえたのである。

彼ら自身ではその基盤つくりも出来なかったという事実を理解してもらわなければ困る。

この地域の基盤整備は、彼の地の人々の自助努力ではなしえなかったし、彼の地の人々はそれをする気もなかったけれど、それを推し進めるには従来の彼らの価値観を壊さねばならなかったので、その意味で今その軋轢を問われているものと解釈すべきだと思う。日本の侵略などと、とんでもないことだと思う。

アジアの中でも中国と朝鮮は、何処までいっても日本は夷狄という意識が抜けきれず、中華思想の一番外側の東の小島の野蛮人という感覚はこれからも続くに違いない。

お互いに理解しあうということは今後ともありえないと考えなければならない。

 

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