寅さん

寅さんの映画

 

俗に「踊る阿呆に見る阿呆、どうせ阿呆なら踊らにゃ損そん」というざれ歌がある。

昨日、民放で「男はつらいよ ふうてんの寅さん」をやっていた。

この映画を見るたびに「自分はなんて馬鹿なんだろう!!」とつくづく思う。

とにかく抱腹絶倒、登場人部の一挙手一投足が面白くて笑いこけている。

特に脇役の所作が面白くて仕方がない。身につまされる想いだ。

自分がアホなのか作り手があまりにも利口なのか。

自分のアホさ加減は自分でも認めているので、きっと作り手(山田洋二監督)があまりにも巧妙に作っているのであろう。

完全に感情移入してしまって、泣いたり笑ったりしている自分を省みて、「俺はつくづく馬鹿なのだなあ」と自分自身でも反省しきりダ!!!!

映画とか演劇を見て、意図も簡単に感情移入するということはやはり灰色の脳のどこかがおかしいのであろう。きっと爛れているのかもしれない。

同じ映画を夫婦で見ていても、こちらは泣けて泣けて仕方がないのに、家内は平気な顔して画面を見ている。

テレビを見ながら泣いている自分の姿を妻に見られるのはたまらなく嫌だ。

昨日の映画、川谷拓三が冴えない男の役で出ていたが、彼はいい脇役であったが役には恵まれなかったようだ。ご冥福を祈る。

 

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