図書館 030610
私は昔から本が好きで、図書館というものを貸本屋的に利用してきた一人ですが、昨今の図書館の利用状況というのは、喜ぶべきことなのか、憂うべきことなのか、どちらなんでしょうね。
昔は貸し本屋というものがあったし、月ぎめで何冊かの雑誌を自転車で宅配する商売もあったが今は全く見なくなってしまった。
図書館が充実してきたことと、皆が本を買えるほど豊になったからではないかと推測する。
しかし、若いお母さんが幼児を連れて図書館に通うという状況、又、大きなカバンに一人で何冊もいっぱい借りていく状況というは、どう考えたら良いのでしょう?
図書館が遊園地化している状況というのは、良いことなのか憂うべきことなのかどちらなんでしょう。
又、ホームレスが視聴覚ブースで居眠りしている状況を見るにつけ、一人悩んでいます。ホームレスの人に「図書館に来るな!」とも言えないだろうし、子連れの母親に「静かにさせよ!」ともいえないし。
昔、高校生であった頃、私も図書館で勉強したものであるが、今でも図書館で勉強している中高生はいるようだ。
私の場合、家が狭くて家で勉強するよりも図書館で、という意識があったことは否めないが、考えてみればそれは手間隙かけて図書館にいくための口実に過ぎず、勉強するのに家の広さは関係ないはずで、する気さえあれば何処ででもできたはずである。
今、当時のことを振り返ってみると、勉強すると言い、自分でもその気でいながら、その実遊んでいただけだ。
図書館に行くだけで、なんとなく勉強したような気になっていただけだ、と今は反省しているが、人生もたそがれてからいくら反省したところで青春は取り戻せない。
ああ!!!もう一度青春時代に戻りたい。次は失敗しないぞ!!!