ふらふら 日記


■ 9月20日(月) 曇り後晴れ

 山梨県のとあるボルダーへ行きました。 岩を見つけ、勝手に命名し、テキトーに課題を設定し、登り、勝手にグレードをつけてみました。

[アップ岩]
 芝生広場の右側から、木のチップを敷きつめた遊歩道を右の沢の方に登って行くと最初に見えてくるガバのかぶったボルダー。 チョークも沢山ついている。
左SD(7級)
 一番高くなっている所を登る。 ガバの連続だけど、最後はそれなりに高いので気をつけて。
中央SD(6級)
 リップの少し窪んでいる所の真下から、左の課題のガバを使わないで登る。 リーチがないと苦しい。
右SD(4級)★
 縦ガバでスタートし、縦カチからリップをデッド気味に右手で取る。 リーチによって難しさが変わる。
一番右SD(5級)★
 低いガバからスタート。 穴を経由してちょっと甘いホールドをつかみ、左手でリップを取りに行く。

 トラバースの課題もできそうだ。 でも真剣にトラバースをやると腕が終わってしまいそう。 時間があったら帰りにやることにして、別の岩へ移動する。

 少し奥に立派なルーフの岩があるが、これは難しすぎる感じだ。 登られている形跡もない。 「アップ岩」の下から遊歩道を沢の方に行った先の岩にもカンテとフェイスの課題がある。 でもちょっと雰囲気が良くないので、今日のところはパスする。

 遊歩道を登っていくとベンチに屋根をつけたような東屋があり、ここから遊歩道が二つに分かれている。 左の道を行き、少し下った所から山側の前方20mくらいを見ると、割れ目の入った高い岩が見える。 これがビデオでブーン=スピードが登っていた岩らしい。 近くに行って眺めるとちょっと高い感じだ。 裏から岩の上に立ち、下を見ると、マットがとても小さく見える。 怖そうなので、とりあえずこれはおいておき、手前の桃を割ったような岩を登る。

 割れ目の中に座り込み、頭の上あたりにあるカチ二つを取ってスタートし、上の良く効くホールドを取ってから、右にも左にもぬけれそうに見える。

[桃岩]
 桃に包丁を入れたような形のあまり高くない岩。
右のスラブ(10級)
 運動靴でも登れそうな簡単なスラブ。
右SD(4級)★
 割れ目の上にある良く効くホールドを取ってから、右の少し甘いホールドを使って右のスラブに乗りこんで行く。
左SD(3級)★★
 割れ目の上にある良く効くホールドを取ってから、左の穴を使ってスラブに立ち込み、苔の生えているスラブを登る。

 この岩のさらに山側の方には、難しそうな課題がありそうなかぶったボルダーが数個ある。 チョークも沢山ついている。

 遊歩道に戻り、少し先へ行くと、左手に四角い奥歯のような岩がある。 遊歩道側の面以外の所が登られているようだ。

[奥歯岩]
 遊歩道のそばの四角い岩。
右のカンテ(7級)
 登りやすいカンテ。 リップも良く効くし、奥にもガバがある。
左のカンテ(4級)★
 カンテの両側のホールドをうまく使って登る。 足も手もホールドがちょっと小さいのでバランス良く登ることが必要。

 少し遊歩道を戻り、山側に10mほど入るとボルダーが何個かある。 ボルダリングというよりフリーソロみたいなスラブもある。 赤いペンキで文字が書かれた岩にランジの課題が二つある。 左はとても難しそう。 私にも可能性のありそうな右の方の課題をやってみる。

[測量岩]
 赤いペンキで字が書かれているすっきりとした岩。
右のランジ(2級という話)
 右手カチ、左手穴、左足良いスタンス、右足スメアか小さいスタンス、という状態からリップへ飛ぶ課題。 今日はできませんでした。

 だんだんとできそうな感じになってきたけれど、なかなか左手がとまらない。 右手も痛くなってきたし、薄暗くなってきたので、これで終わりにする。 カラマツ林の中の遊歩道をキノコを探しながらくだっていきました。

 ここは未発表エリアなので、林の中をウロウロして岩を発見し、課題を自分で設定して登るという一日だった。 これはこれでなかなか楽しかったです。 キノコも採れたし。


2004年9月24日更新 Copyright 2004 Hirosawa Makoto