本厚木を6時前に出発し、東名、首都高、と走る。 中央環状線が事故で渋滞しているようなので、外環をとおって常磐道へ行く。 三郷で少し渋滞していた以外は順調に走り、9時頃に中里サービス・エリアに着く。 少し休憩し、いわき湯元インターチェンジで高速を降りる。 インターから岩場までは15分もかからないくらいだった。 都内が渋滞していなければ3時間半ほどだ。
アプローチの山道を歩いていくと、竹の子掘りをしている人に何人も会う。 どこから来たのか、ハイキングか岩登りか、などと色々ときかれる。 神奈川から岩登りに来たというと、遠い所をご苦労さんですという感じでビックリしていたようだった。 「こんな暑い日には岩登りするより、竹の子掘りをしたほうが楽しいよ」というような意味のことを東北弁で言われる。 たしかに今日は暑すぎる感じだ。
10〜15分程度で広場に着く。 あまり高さはないけれど、かぶっていて、たくさん穴があいている。 展望台エリアを通り、南のエリアまで行ってみる。 見晴らしが良く、日当たりも良く、地面も平らでとても居心地が良い所だ。 桜が咲き始めていてきれいだ。
初めての岩場だし、体調も万全というわけでもないので、砂岩という岩質に慣れるためにも簡単で面白そうなルートから順番に登って楽しむことにする。 今日は本当に日当たりが良くて暑く、日焼け止めが必要なほどだった。
広場に行って登る準備をしていると、竹の子掘りのおじいさんに話しかけられる。 色々と話してくれるのだけど、三分の一くらいしか理解できない。 肥料袋の中に掘った竹の子をたくさん入れていて幸せそうに見えた。
野宿予定の近くの運動公園を偵察してから食事へ行く。 洋食屋でハンバーグ・ピラフを食べ、「さはこの湯」の場所をウエイトレスのおねーさんに聞く。 隣のファミリーマートで買い物をし、「さはこの湯」へ向かう。
駐車場が見つけられない。 路駐している人もいるけれど、国道沿いのセブンイレブンの大きな駐車場に車をとめ、5分ほど歩いて「さはこの湯」行く。 入り口に駐車場の場所の地図がはってあった。 源泉かけ流しの温泉だそうで、220円だった。 それほど広くなくての〜んびりできるような雰囲気ではないけれど、220円なら良いと感じた。
運動公園へ戻ってくると、ナイター設備を使ってサッカーの練習をしていた。 駐車場から一段高くなった光の届かない草原の上にテントを張って寝た。
今日も竹の子掘りをしている人達に会った。 でも、昨日のおじいさんたちが掘り尽していったようで、あまりとれていないようだった。 昨日は11bまでオンサイトしたので今日は11cくらいの楽しそうなルートを登ろうと思う。
最近天気が悪い日が多かったためか、それとも季節的なものか、一部濡れているルートがあった。 いろんなタイプのルートがあるけれど、南のエリア以外のルートは短いものが多い。 広場には短いけれどかぶったルートがある。 深い穴のあいたルートが印象に残っている。 もう季節が終わりに近いのか、クライマーは少なくて両日とも4組くらいしかいなかった。
18時くらいに駐車スペースを出発し、サービス・エリアで休憩と食事などする。 首都高の3号線が工事のため数キロ渋滞していたけれど、22時過ぎには本厚木駅に着いた。