ふらふら 日記


■ 4月20日(土) 北川→御岳 曇り時々晴れ

「秋葉大権現 12b」を登る物静かな人。

 今週も北川へ行く。 自治会館横の駐車スペースには今日も先客の車が一台とまっている。

 「北落師門 12a」はなんとしても今日中に片づけないといけないので、体操だけしてヌンチャクをかけに行く。 下部は、アップに「グリーン・オニオン 11a/b」を登った人のヌンチャクを借りる。 アップも兼ねているので、無理せず、テンション混じりでムーブとホールドを確認しながら終了点まで行く。 最後のボルトにクリップしてからハングの上に立ち込むまでのムーブを練習して降りる。

 次で登れそうな感覚を得たので、一時間とちょっと十分に休む。 そしてレッド・ポイントに成功する。

 I さんは「茶摘み唄 10c」をマスターで登り、かかっているヌンチャクをかりて「名無しのゴンちゃん 11d」にトライしていた。

 私はおにぎりなど食べて休憩した後、先週ボロボロになってしまった「謙譲の美徳 11a」をやる。 今日は特別問題なく、「いいルートだなー」と思える程度の緊張感を感じながらマスターで登る。

 次はどれを登りますかという話になる。 半分冗談で「御岳にでも行きますか」と言ったら、I さんは一度も行ったことがないので興味があるということになり、急遽御岳へ行くことに決定してしまう。 こんなことでいいんだろうかと思いながら、そそくさと荷物をまとめ13:30過ぎに岩場を後にする。

 御岳に行くのは本当に久しぶりだ。 クライミングを再開してからは初めてだ。 そういえば、生まれて最初にクライミングらしきコトをしたのは御岳だった。 あの時は三峰が増水で登れなくて、御岳に変更になったのだった。

 発電所の所の駐車場に車をとめて遊歩道を歩いて行く。 カヌーの大会か何かが開かれているのか、ゼッケンをつけた人もいる。 川の流れのコースをあけさせたいらしく、川沿いの遊歩道から大声で怒鳴っている人がいる。 その言い方にカチンときた人が食って掛かり、カヌイスト同士で言い争ったりしている。

 御岳小橋あたりの風景は、右岸にかかっていた遊歩道の橋がなくなっている以外、ほとんど変っていない。 吉野街道のトンネルを通って、まずは忍者返しの岩へ行く。 ボルダラーが十人ほどいる。 少し上流へ行くと、見覚えのある岩があった。 昔これを登った記憶がある。 黒本を見ると「マミ岩」というらしい。 少し休憩して、まずは I さんから登り始める。

 I さんは「マミ岩左 6級」、「マミ岩中央 4級」、「マミ岩右 3級」と全部一撃する。 私もやってみる。 「マミ岩中央」はたぶん限定があるのだろうが、よく分からなくて「マミ岩左」とほとんど変らなくなってしまった。 「マミ岩右」は休憩を入れて数回やってようやく登る。 指が痛いよ。

 回りには他に適当な課題がないようなので、ボルダーを見物しながら下流の橋をわたり、対岸の「とけたソフトクリーム岩」に行く。 「アンダー 7級」と左隣りの「5級」を登った後、もう一つ左の「3級」の課題をやる。 I さんは数回のトライで登る。 でも私はできない。 I さんは「マントルSD 4級」も登ってしまった。 私はしつこく「3級」を試すけれど、浅いくぼみのようなホールドを取ってから左足が上げられない。 もう一度十分に休む。

 I さんは「凹角右 2級」も一撃してしまった。 指の力と精神力では完全に負けている感じだ。

 そろそろ夕方になってきた。 もう一度「3級」の課題をやる。 なんとか左足を上げる。 でもそこから動けなくなってしまい、そのまま十秒くらい立ち往生する。 なんとか左足に体重を移し、右足も上げて、この課題を登ることができた。 これも指が痛い。

 ボルダーから降りて、そのまま「マントルSD 4級」もやる。 二回目くらいで成功する。 もう十分なので「凹角右 2級」はまた今度ということにする。

 ルートの後にボルダーという充実したメニューで二日分くらい楽しめた。 疲れも二日分くらいたまった気もするけれど。


2002年4月25日更新  Copyright 2002 Hirosawa=Makoto