ふらふら 日記


■ 4月14日(日) 北川 晴れ

 初めて北川へ行く。 海老名を6:50頃に出発し、河又の前を通り、峠を越えて9時過ぎに自治会館横の駐車スペースへ到着する。 峠の入り口を通り過ぎた以外は迷うこともなく、道も空いていて、思ったよりも早かった。

 駐車は有料と聞いていたので、近くにいらした地元の人らしきおじさんにどこで払うのかたずねる。 しかし、「うーん、払わなくてもいいことになったから、いいよ」と言われる。 後で岩場で会った人達も話していたのだが、最近はそういわれて受け取ってくれないことが多いらしい。

 杉林の中の急な踏み跡を5分ほど登ると岩場に着く。 杉林の間から下の道路がちらほら見えるほどで思っていたよりも近い。 少し湿っぽい部分もあるが、岩はほぼ大丈夫な状態だ。 杉林の中の小さなチャートの岩だけれど、上部にハングがある右の方は思っていたよりも高さがある。

 既に先着パーティーのヌンチャクが「北落師門 12a」と「謙譲の美徳 11a」にかかっている。 取り付きはたいらでよいけれど、午前中は日がささず暗かった。 午後からは少しだけ日も当たったけれど、こんどは虫がうるさくなった。 暖かくなると虫除けや蚊取り線香が必要になりそうだ。 チャートは 11b 程度までしか登ったことがないし、初めての所なので簡単なルートから順番に登って行く。

もうすぐ七夕(5.8)OSm
 一本目のボルトにクリップするまで少しだけ恐い気がした。 チャートに慣れないのと少し湿っぽいせいか?  二本目のボルトも遠い感じがするのは気持ちが負けているからだろう。 リーチをいかしてガバを取ってからは簡単で、リズム良く登る。

「謙譲の美徳 11a」を登る I さん。

天の川(10b)OSm
 少し嫌な感じの出だしをこなしテラスへ這い上がる。 テラスから二本目のボルトの上あたりがよく分からず何度も行ったり来たりするけれど、なんとか落ちずに登る。 アップどころかアップアップになってしまい、10c 程度に感じてしまう。

茶摘み歌(10c ★)FL
 かかっているヌンチャクをお借りして登る。 前の人のムーブが少し目に入ってしまったのでフラッシング・トライということになる。 登ってみると思っていた以上にかぶっている。 ホールドは遠めだけれどガバが多いルートで、分かってしまえば「天の川」よりもやさしい感じ。 アップにはこれがいいかも?

 少し休み、おにぎりなど食べながら、どれをやろうか考える。 人様のヌンチャクで登るのはあんまり好きではないのだけれど、やはり三つ星の「北落師門」が登りたいので、それをやることにする。

北落師門(12a)2x
 一回目は中間のレスト・ポイントへ行くまでにテンションしてしまい、少し情けない気分になる。 一度テンションが入ると気合がぬけてしまい、後半は各駅停車状態でホールドをさぐり終了点まで行く。 最後のボルトにクリップしてから、終了点へクリップしハングの上への立ち込むまでが難しい。

 十分休んで二回目、今度は最後のボルトまで問題なくクリップする。 でもそこから右手のホールドがうまく効かせられず、落ちてしまった。 気合がぬけてしまい、そのまま降ろしてもらう。

 「北落師門」のヌンチャクは回収された。 マスターではもうちょっと無理な感じだし、あと二回やる時間もないので、I さんが二回目でレッド・ポイントした「謙譲の美徳 11a」を登ることにする。

謙譲の美徳(11a)1x
 思っていた以上に終っているようで、下部から苦労してしまう。 なんとかカンテの部分まで登り、ヌンチャクをかけてクリップする。 しかし、カンテを越えて左のフェイスにはいる部分のホールドがあまく感じられてテンションしてしまう。 それからはボロボロになりながら終了点まで行く。 「疲れているんじゃないですかー」と笑われてしまう。

 ここはこじんまりとした岩場なのでルートの数は少ない。 ダウンに登れそうな簡単なルートはないので、少し早いけれどこれで終わりにする。


2002年4月23日更新  Copyright 2002 Hirosawa=Makoto