ふらふら 日記


■ 12月8日(土) 甲府幕岩 晴れ時々曇り

 甲府幕岩へ行く。 12月10日に観音峠のゲートがしまるようなので、私の車で出かけられるのは、泣いても笑っても今週が最後だ。 先週よりもすいていて静かな感じ。 今日は少し雲もでて、空気が冷たく感じられる。

 今週もポチ君(犬)を連れた人達がいる。 ポチ君はいつも幸せそうな顔をしている。 見ているだけで気持ちがなごむ。

 「森の唄 10a」と「クリ拾い 10c」でアップし、いつものように「森であそぼう 10c/d」を登り、「パストラル 12a」にヌンチャクをかける。 気温が低いためだろう、小さなホールドが良く効く。

 「パストラル」の一回目は、なにか気合が足りない感じで落ちてしまう。 もう一度ムーブを考え直し、練習して降りる。 なかなかできない細かい核心ばかりをやっていて、このルートに少し嫌気がさしている自分を感じる。

 一時間以上十分休み、集中することだけを考えて登りはじめる。 でも、出だしで失敗してロープのお世話になってしまう。 なんだか可笑しくなり、降りてやり直すことにする。

 うまくリラックスできたのが良かったようで、今度はうまく核心を越えて二本目のクリップにも成功する。 三本目のボルトの手前で「アレッ」というような感じになってしまうが、なんとか耐える。 したから「あせらないで!」と応援してくれる声も聞こえる。 上のガバが目に入り、「あれを取ってからクリップしよう」と思って登ったら、 そんなつもりはなかったのだけれど、結局三本目のクリップを飛ばしてしまった。 後は、10c/d くらいのところを慎重に登っておしまい。

 うれしいというより、やっと終わったという感じ。 こういう核心が数手で細かいルートの場合、一部分だけにかかりっきりになってしまいがちなので、何回もやるとつまらなくなってしまう。

 「パストラル」がかたづいたので、先週の「ジューン・ブライド」に続き、「ブラッキー 11b」もオンサイト狙いで取り付く。 これもマスターで登れて嬉しい。 良いルートをオンサイトで攻めるのは楽しいとあらためて思う。 「パストラル」の小さいホールドに苦しめられていたので、ホールドが大きく感じられたのがよかったようだ。

 ポチ君が楽しそうに帰っていった後で、薄暗くなり始めた山道を帰りました。



2001年12月12日更新  Copyright 2001 Hirosawa=Makoto