ふらふら 日記


■ 7月30日(月) 小川山 母岩→リバー・サイド 晴れ時々曇り

「タジスラ 5.9」をフラッシュする I さん。

 母岩へ行く。 初めてのエリアなので、向かって右側の短い簡単なルートから順番に登る。 「命の母 5.5」でフレンズの練習をし、短いフェイスの「タジスラ 5.9」と「サドン・ストーリー 10a」でアップする。

 「パンピー 10c」もオンサイトし、「登攀のすべてデラックス 10c」をやってみる。 取り付きからではハングの上部がどうなっているのか全然わからない。

 ボルト3本の汚い下部のフェイスを登り、傾斜のないやさしいコーナー状をロックスと小さ目のフレンズでプロテクションを取りながらハング下まで行く。 ハング出口のボルトは思っていたよりも近く、下から楽にクリップできて安心だ。 ハングを越えると、ランナウト気味のスラブだった。

 少し登るとホールドが小さくなり、ここが核心だと分かる。 左に逃げても登れそうだけど、ここは何回か試みて右側を真っ直ぐに登る。 後は簡単なスラブを終了点まで。 キャンプ場全体が目の前に見え眺めは最高。 I さんにフォローしてもらい、隣りのルートの終了点で一回区切って懸垂する。

 母岩には 10d や 11c のルートもあるが、染み出しで濡れているし、登られていないようで核心付近が汚く見える。 リバーサイドへ移動する。

 「DOKUFU 11a」をやることにする。 苦労して2本目のボルトにクリップしてチョーク・アップしていたらストンと落ちてしまった。 左足が滑ったのか、それともヌメヌメの手が滑ったのか、ふっと力を抜いたら落ちていた。 これで切れてしまい、テンション混じりで終了点まで登る。

 少し時間が遅くなって迷ったけど、I さんがトライした後でもう一度登り、何とかレッド・ポイントすることができた。

 I さんは「命の母 5.5」、「タジスラ 5.9」、「サドン・ストーリー 10a」は問題なしという感じ。 「パンピー 10c」は、ホールドが遠い部分もあるので少しは苦労するかと思ったけど、全然問題なくスルスルと登っていた。 「DOKUFU 11a」は核心のホールドが遠くて苦労していた。 恐い恐いと言っていたけどムーブはだいたい解決したようだ。

 キャンプ場へ戻ってくると、R-PRESS の sei さんと hataponta さんがいた。

■ 7月31日(火) 小川山 兄岩 晴れ時々曇り

「ピクニクラ 10b」を登る I さん。

 今日はまず兄岩の下部スラブへ行く。 I さんが楽勝でオンサイトした「タジヤンIV 10a」を登る。 昔登ったルートだけど私は核心のスラブでかなり苦労してしまった。

 次に I さんは「三日月のピンクリップ 10b」を登る。 核心付近で行きつ戻りつしていたが、オンサイトに成功する。 私は「三日月」も登ったことがあるので、以前からやってみたかった「ピクニクラ 10b」を登ることにする。

 下部のクラックでフレンズを決めながら上部のボルト目指して登る。 ボルトにクリップして一安心と思ったら、次のボルトまでは遠く、まだクラックが続いている。 小さ目のフレンズ一個しか残ってないので、すぐ下のフレンズを一つ回収していく。

 フレンズを二つ決めて小ハング下まで来るが、ボルトはまだ上だ。 ランナウトに耐えてなんとか上まで行きヌンチャクをかけてクリップする。 落ち着いてよく見たら、右にもっといいガバがあった。

 ムーブ的にはこのあたりから上が核心なのだろうが、ボルトに守られているのでドンドン終了点まで登る。 すばらしい景色を眺めていると、結構腕が張っているのに気づく。 55m ロープでは下まで届かないので、取り付き右上の所まで降ろしてもらい、クライム・ダウンする。

 プロテクションが既にセットされているせいか、I さんはスイスイと登っていく。 「ナチプロを自分でセットしながら登れば三星でしょう」ということでした。

 荷物を持って上に移動し、次に I さんは「森の緑にかこまれて 11b」をやる。 リーチがないので下部のトラバースが苦しそうで、今日のところはムーブを完全に解決するまではいかなかったようだ。

 私は「アルパイン少女マミ 11d」をやってみる。 小川山で初めて難しいルートに触わった感じ。 二回やってみるが、核心付近がこなせず、終了点まで行けない。 でも面白かったし、良い刺激になった。 そのうち登りたいものです。

 山荘のお風呂に初めて入った。

■ 8月1日(水) 小川山 兄岩 晴れ時々曇り

「もみじ 10a」を登る I さん。

 「アルパイン少女マミ 11d」と「森の緑にかこまれて 11b」の練習に今日も兄岩へいく。

 アップのつもりでとりついた「もみじ 10a」で少し苦労する。 下部はクラック登りだと思ってからはなんとかオンサイトできた。 I さんは結構スムーズに登っていた。

 次にやった「北条カンテ 10b」は恐くて二本目の手前ができなかった。 カンテを使うのが下手なのか?  二本目にプリクリップしていろいろと遊んでみる。 I さんは右の方から登っていたけど、やはり恐いとのこと。 上部もシブいルートのようだ。

 十分アップになったので「アルパイン少女マミ 11d」をやってみる。 でもやはり上部ができなくて、いったん降りる。 二回目をやろうとしたら、大粒の雨が落ちてきたので、急いで回収する。 少しまっていたらやんだので、もったいないことをしたと思ったけど、もう一度やる元気もないので、このルートは終わりにする。

 I さんは「森の緑にかこまれて 11b」のムーブをなんとか解決したようだ。 最後に私もトップロープで遊ばせてもらい、少し早いけれどこれで終わりにする。

 キャンプ場でシャワーを浴び、ナナーズで桃を買って帰りました。



2001年8月4日更新  Copyright 2001 Hirosawa=Makoto