ふらふら 日記


■ 2月17日(土) 鷲頭山 晴れ時々曇り

メイズ(10d)を RP する I さん。

 初めて鷲頭山に行く。 車をとめる場所がなく少しウロウロする。 岩場は遠くからも確認できるし、新しい案内板もあり、迷うことなく岩場まで到着する。 壁の下は広場になっている。 海も見えて日向で暖かく居心地がよい所だ。

 岩場自体は高さはあるけれど、それほど大きくなく、ルートの数は少ない。 「ジェット(12a)」にはツタが這っていて、大掃除しないと登れそうにない。 メインの岩場以外はあまり登られていないようだ。

 一番簡単な「最左端ルート」を最初に登る。 簡単すぎてアップにならない感じ。 「マンボウ(10a)」もオンサイトするけど登りにくかった。

 すっきりしていてボルトも安心そうな「メイズ(10d)」を登る。 右のクラックは限定らしい。 実際に登ってみると少し不自然に感じる。 上部でうまく足に立てず手登りになってしまうが、なんとかオンサイトする。

 休憩後「ETハング(11a)」を登る。 オンサイトを目指していくが、核心付近で出した左手がとまらないで墜落する。 よく見るとその左下にいいホールドがあった。 しかし、これを使っても、その後のハングの抜け口のホールドがあまく、苦労して終了点まで行く。

 二回目は無造作に置いた左足が滑って墜落する。 アーアという感じで、すぐにそのまま降ろしてもらう。 三回目は、抜け口の甘いホールドを取った時に足が見えなくなってしまい、恐くなってテンションしてしまった。

 最近なさけないクライミングばかりで自己嫌悪におちいってしまう。 これが今の実力なのだろう。 でも、危なくないのに、手を出さずにテンションするようなクライミングだけはやめなくてはと思う。

 今日も暖かく、I さんは調子が良いみたいでした。 「最左端ルート」と「マンボウ(10a)」と「メイズ(10d)」は一撃、「ETハング(11a)」は 3x でした。 「ETハング」はムーブはできているので、続けられるかどうかが問題という感じでした。

 クライミングを終える頃には、海に沈む夕日が壁を赤く照らしていた。



2001年2月23日更新  Copyright 2001 Hirosawa=Makoto