ふらふら 日記


■ 4月1日(土) 鳳来・パラダイス・ロック 晴れ、風強い

 土日で鳳来のパラダイス・ロックへ I さんと行く。 5:00 に起き、5:25 に出発し、10:00 頃に鳳来湖キャンプ場へ着く。 話に聞いていた通り、鶏と黒い犬がいる。 でも犬は思っていたよりも小柄で、おとなしそうなヤツだ。 風が強いので、張綱でしっかりテントを張り、出発する。

 ゲート前の駐車スペースは浜松ナンバーの車でいっぱいだ。 林道脇に縦列駐車し、パラダイス・ロックへ向かう。 すごい杉林の中の道で、花粉症の私には気が重い。 Aさんにアプローチについてくわしく聞いていたので、迷うことなくパラダイス・ロックに到着する。 誰もいない。 日は当たっているけど、風が強く、少し寒い。

 壁は白く穴だらけだ。 上に行くほど被っているように見える。 思っていたより幅があってきれいな感じ。 もうお昼なので、おにぎりを食べてから登る。

 「テイク・イット・イージ(5.9)」はワンポイントの短いルートだ。 I さんの後でフラッシュする。 でもアップになる前に終わってしまったという感じ。

 「ジャスト・ミート(10b)」はカバ連続のかぶったルートで面白い。 I さんがオンサイトした後でフラッシュする。

 次はAさんお勧めの「がんばれ!タイガース(10d)」を登る。 I さんがトライした後でなんとかフラッシュする。 核心付近はギリギリで、落ちなくて良かったといった感じ。

 「シャムロック(11a)」でオンサイトを狙うがダメ。 左手で取ったポケットが思ったよりも甘く、次のガバに見えるホールドに右手が届かず落ちてしまった。

 実は、ポケットよりも良いホールドがその下にありました。 良く見えていないし、やり直すだけの持久力がないと感じる。 それに下部を登って三本目のあたりで、もうすでに腕が張っている感じだった。 結局、二回目で登る。 上部はかぶりがきつく、ホールドはガバの連続で、人工壁を登っているような感じだ。

 今日はこれでお終い。 明日もくるのでギアをデポして身軽に下山する。

 夕食を食べた後で「ゆーゆーアリーナ」へ行く。 打たせ湯でゴリゴリの背中をマッサージしたり、サウナに入ったりして、一時間ほどゆっくりとくつろぐ。 ここはいいところで、幸せでした。

 キャンプ場への帰り道、青白く大きく光る流れ星のようなものを車の中から目撃する。 今夜は月もなく、星がたくさん見える。

■ 4月2日(日) 鳳来・パラダイス・ロック 曇り

 話に聞いていた通り、3:30頃に鶏が鳴く。 でもそんなにうるさいというほどでもなく、6:30頃までうつらうつらする。 キャンプ料金を払い、テントを撤収して出発。 今日のパラダイス・ロックは全部で10人くらいの人出だ。

 一本目のボルトのハンガーが取れていた「三和ルート(10a)」をオンサイトしてアップする。 後で地元のおじさん達が一本目のハンガーをつけてました。

 昨日フラッシュした「がんばれ!タイガース(10d)」をアップがてら登るが落ちてしまう。 核心をどうやって登ったのかまったく思い出せない。 気合がないとこんなものか?  まあアップだからと言い訳し、核心付近のムーブを解明して、次ぎにいく。

 「パイプライン(11b/c)」をやってみる。 一回目は核心付近で落ちてしまった。 二回目は、すでに終わっているのか、核心に行く前にテンションする。 三回目、十分休み、使うホールドと手順をよく考えてなんとかレッド・ポイントする。

 回収のために、逆さトップ・ロープでもう一度登りました。 もう覚えてしまったせいか全然楽でした。 足にうまく体重を乗せることができなくて、手に必要以上の力が入っていて、手だけで登ろうとしていたのかなと反省する。

 I さんはもういいと言っているけど、私は自分の登りに納得がいかないのでもう一本ビレイしてもらう。

 A さんがワンポイント・ムーブ&パワーと言っていた「ダイヤモンド・ヘッド(11b)」をやってみる。 核心付近で「はってー」と言うひまもなくストンと墜落してしまう。 ムーブがわからない。 何回か試してここはデッド・ポイント気味に解決し、上に抜けて終わりにする。 レッド・ポイントはまた次回に持ち越しです。

 初めての岩場なので内容的にはこんなものかなという気もします。 でもなんか自分の登りに納得がいかなくて不満が残ってしまった。 私なりに理由を考えてみました。

 次回はもう少しまともに登りたいと思います。



2000年4月10日更新  Copyright 2000 Hirosawa=Makoto