日曜日の天気が悪そうなので今週は土曜日に I さんと城山へ行くことにする。
嫌な季節になった。 城山の峠の駐車場のそばにも黄色くなった杉の木がある。 今日は帽子にマスクといういでたちでワイルドボア・ゴージに向かう。
<写真左> 「小春日和(12a)」を試みる原田君
原田君が来ている。 原田君といっしょに来ている M さんはこのホーム・ページを見てくれているそうだ。 ありがとうございます。 M さんは今日は「小春日和(12a)」を RP したようだ。 原田君はいろんなルートをたくさん登っているみたいだ。
「原田君、四月になったら大学へ行くの?」
「エッ、行きませんよ。」
「そう、どうするの?」
「どうもしません、このままです。
四月から、またヨーロッパへ行くんです。」
休学中の大学は中退してしまうのかな?
I さんはアップに「ストーン・フリー(10c)」を登る。 下部は順調だったけど、最後の最後で落ちてしまった。 次は「心の愛(11b)」に挑戦する。 下部はカチ、上部はアンダー・ホールドとパワーのルートだ。 ムーブを探りながらリードし、なんとか終了点まで登る。 トップ・ロープにし、核心のムーブをつなげようとする。 しかし、リードのときに力を使い果たしてしまったのか、結局、今日はつながらなかった。
私は、まず、アップがてら「Child's Play(12b)」にヌンチャクをかける。 いきなりだと体が動かず、ほとんど各駅停車状態だ。 一番の最後のムーブを確認して降りる。
二回目、最後の二手前で落ちてしまう。 最後のボルトにクリップしてからの核心部で呼吸がとまってしまっている。 左手でピンチ・グリップする力も続かない。 必要最小限の力でホールドを握ることと、呼吸をとめないことに気をつけて三回目の挑戦。
下部のルーフの部分で体が良く動き、上部のレスト・ポイントまで楽に到達する。 十分休み、最後のボルトにクリップ。 ランジ気味にガバに手を飛ばす。 ホールドを捕らえたところで、意識的に息を吐く。 デッド・ポイント三連発のあと右足を上げて終了点へクリップして終わり。 登れるときが一番ムーブが良くて楽な気がする。
次は傾斜がなくて、カチと穴がでてくる「パンク・ジャズ(12a)」を登る。 既にムーブはだいたい解決している。 前回、このルートは十分マスターで登れると感じたので、狙って行く。
指の痛い下部を慎重にこなし上部へ。 核心は中指一本で耐える。 最後のボルト手前で慎重になりすぎてしまい、何回か行ったり来たりする。 でも、なんとか狙い通りマスターでレッド・ポイントする。 指が痛いルートでした。
最後に「ごめんねテラリン(11a)」をフラッシングして今日は終わりにする。
今シーズンの城山ではパートナーに恵まれ、思っていた以上に成果が上がった。 やりかけのルートもなくなったので、城山通いはこれくらいにし、来週からは違うところに行こう。