ふらふら 日記


■ 1月30日(日) 城山 晴れ後曇り

 I さんと城山へ行く。 西田さんと藤平さん達も少し遅れて来た。 気温は高いけど風が強い。 ワイルドボア・ゴージの下の方では、ザザザザーンと波が打ち寄せるような木々のざわめきが聞こえる。 まるで冬の日本海にきているようだ。 去年の12月頃はガラガラだったけど、今日はたくさん人が来た。

 I さんはニードルの下部左フェースを偵察に行く。 でも苔が生えていたりで、あまり登りたいという気にならないそうなので、私はいつも通り「ロング・ディスタンス(10d)」でアップする。 いつも同じだとつまらないので、「ロング・ディスタンス」の下部を登り、上部はそのまま継続して「セルピコ(10a)」を登る。 でもロープが擦れて重かった。 これでアップは終わりにし、真島さんが超お買い得と言っていた「ダスキン多摩(12c)」をやってみる。

ダスキン多摩(12c) <写真右> 「ダスキン多摩(12c)」の I さん。

 一本目のボルトは右の「ドカジャ(11b)」と共通みたいで、ここはプリクリップなのだろう。 10c/d くらいの出だしをこなしてハング下のボルトまでクリップする。 ここから難しそうだけど、雨の通り道らしく泥汚れがひどい。 テンション混じりで上まで行き、まずは掃除してからムーブを探る。 三本指くらいのポケットが多いルートだ。

 一回目はホールドの掃除と確認だけで疲れてしまった。 二回目でだいたい自分なりのムーブを造り、十分休んで三回目。 核心下でランジ気味に右手を飛ばす。 グルーで固めたホールドを捕らえるが、その後クリップできなくて落ちてしまった。 この上も、まだ、少し難しいけど、このホールドが取れれば可能性ありでしょう。 まあなんとかなりそうなので、またやってみよう。 今日の印象としては「トゥエロブ・モンキー(12b)」よりは簡単そうで、少なくともムーブは難しくない感じです。

 I さんは「椿の森の中で(5.9)」、「オンリー・イエスタデイ(10d)」、「ダスキン多摩」の下部、ワイルドボア・ゴージ下の10a/bくらいの新しいルートで遊んでました。

パンク・ジャズ(12a) <写真左> 「パンク・ジャズ(12a)」の西田さん。

 西田さんと藤平さん達はいろいろなルートに取りついて楽しんでいるようでした。

 久しぶりで原田君にも会いました。 7a の仲間達と来たそうです。 岩場は二ヶ月ぶりだと言ってましたが、「ポコチン大魔王(13aだったけど12cという話もある)」を登ったそうです。 「ダスキン多摩」もやってましたが、OS はできなかったみたいです。

 今日は風が強く、人も多く、なんか少し落ち着かない感じでした。 薄暗い中を南壁の頭まで登る途中は、南壁から強風が吹き上がってくる。 西田さん達は既に帰った後で、駐車場には誰もいませんでした。 借りていたビデオを返したかったんだけど。


2000年2月1日作成
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