流れゆく日々
6Ｈ13年5月29日
娘がこの世を去ってから1年2ヶ月余りになったが、会社にいる女性の方が
病気で娘さん亡くした。4月に、気晴らしに職場に出てきたが、掛ける言葉が
見つからない。
何から話すべきか、30代で一人静かに独りこの世を去ったそうだが、、、、、。
足の病気だが、ＨＰをこの頃見て、珍しい病気なのか、誤診、検査の遅れの
場面に合った方が、いるのに驚きました。
それと右足に腫瘍ができる確立が多いようにがんじるのですが、
私の子も最初は整形外科で筋肉痛くらいの、診断でレントゲンを何度も撮り
腫れが大きくなって、検査となりましたが、早い段階で精密検査を一度でも
と悔やまれる所だが、病気の進行が早ければ、17歳まで生きて居ない可能性を有ったのだ。
暫らく病名が病院から知らされず、心配とうりになったが、医師側も、診断に
時間がかかったのであろう。その間にネットで調べたのが現状です。
会社が休みで、娘の日記のＨＰを更新していて、病気に成った事への
ショック、驚きがノートから伝わってきて、、、、、、、。
もっと早く発見してくれればまだ生きていたかもいれないと、、、、！
４日前に会社の帰り同僚と居酒屋による。
帰りにミスドによる。家の前にくると二階の窓に明かりが着いていたが
娘が亡くなり、二階に明かりを見ることも無くなった。
ミスドを買ってきても喜んでくれる子も無く、妻が食べこんなに
沢山要らなかったと小言いわれる。
６月１日 牡蠣
昨日スーパーに夕方１人でいく、殻付きの牡蠣が置いて会あった、此方では
これから牡蠣が美味しい。夏に向けて、冷房効いた室内で、レモンを振りかけ
生ビールを飲みながら、一口で殻か取って食べる。
娘が子供の時、冬の牡蠣を酒の肴に食卓の上がり、娘は内臓部分は食べないで、
貝柱の白い所だけ食べた、残りの部分は父が食べた。贅沢な食べ方だった。
こちらまで広島産のも見かける時がある。（食べる前は酢に漬けて置く）
6月２日 カメラ
最初に持ったカメラ、１版レフでペトリ、２０歳のころ、冬の一時金を叩いて、買ったのが
ｍｉｎｏｌｔａ Ｘ-1 プロ用で重い、ボディーが鉄板で作られている。絞り優先のオート機種だ
1/2000秒から１６秒までのシャツタースピードで、-20度まで作動するから、寒さに強い
機械だ。今は中古でも人気が無いのか見かけなくなった。1030339と刻印してある。
今はほとんど使用いないが、一つだけ欠陥がる。フイルムの蓋と本体の光漏れ防止に
スポンジが使用されていて、数年でぼろぼろに成ってしまうのだ。
この後に、予備にミノルタ ｘ-500 購入して子供の写真を撮った。さすがに安いだけしか
なく、零度以下の風が吹く条件では、動かない。
娘が中学の時、修学旅行に行く時には、重い、大きい一眼レフでなく、ばかちょんの軽い
カメラで、１万円で釣りがくる物だ、京都が本社のカメラメーカーのを購入して、 持たせてたが、本人が写る事無く
同級生とか、近くの風景とかしか残っていなかった。
昨年、息子が東京に修学旅行に持って行った。今は姉のカメラは弟の机上にある。
会社で現場写真を撮影するカメラが、娘に買ってやった、同じ製品で、乱暴に扱ったのか
多分落としたのであろうが故障して、修理するなら、買った方がいいと成り、また同じカメラを会社では購入した。娘を思い出す物が此処のもあった。
6 月３日 祥月命日
娘がこの世を去って１年２ヶ月になった。やっと心の整理が付いて落ち着いて
きたが、たまに仕事中に突然に思い出して、悲しみが襲って、来る時があるのだ。
日曜だから息子がいたが、僧侶がきて、読経が始まっても起きて来ない、
父の前では、姉が亡くなった悲しみの涙を、流す事はなかったのだが、それが一番
辛いことか、大人に成って、父をこした時に、こっそり姉のことを、聞いて見ようかと
思っている。小学生の時、生きたホタテを殻付きで、ガス台で焼こうとしたら、
貝が死んでしまうと泣かれた時があったが、成長期の子供にあれこれ聞くわけも
いかずただ見守るだけである。
午前中に家のに生えた雑草を取る。えーい面倒だから、除草剤を撒いてしまえ！
でも、撒きずぎると松ノ木まで枯れてしまう。
午後から雨が時折強く降る。娘の涙か！
6月４日 高校
Ｃａｔｈｏｌｉｃ Ｃｈｕｒｃｈ に仕事で行く、そこは娘が３年間通学するはずの、女子高校
近くにある。外で仕事していると、向かいに商店の屋根を越えて、生徒たちの元気な歓声が
聞こえてくる。娘の声も此処の建物前まで響いた事が、有ったのだろうか、
まともに通学したのは1年生の2学期ころまで、この近くの小路を、足を引きずりながら
家に向かう娘は、時折聞いたであろう、鐘の音をどんな気持ちで聞いたであろうあか、
帰り高校の前を通過したが、探せども、娘の姿が無い、生徒1人が歩いてきた。
無事、3年間通うこともなく、この世を去った娘の無念の心を思うと胸が締め付けられる
ような気持ちになる。
昨日は仏教、今日はここ、仕事とだといえ、複雑な気持ちになってくる。
６月５日 パソコン
子供が小学生ころ、ＮＥＣ ＰＣ9801 ＢＸＵ2 を何とか購入したが、なかなか
分からず、悪戦苦闘、ＷＩＮ3.1を立ち上げた。
これから子供たちが大きくなったら必要な時が、必ずあると思いと、私の好奇心が、
購入したのだ。娘は最初は、ＤＯＳのゲームを楽しんでいた、友達をつれて来て、
遊んだりもしていた。まだケースの中にＤＯＳゲームのＦＤが、残されている。ＦＤには娘の書いた
ゲーム名が記入されている。（ある日、姉がゲームで遊んでいて、弟が代わってくれない事に、
腹お立てパソコン本体を揺さぶってしまった。壊れはしなかったが、精密機械
振動にはよくない、真似をしないように！）このＦＤを捨てようか、それとも遺品として
保存して置くべきか、
その後、ＩＢＭのＥ4Ａを購入して、インターネットとメールを利用していた。
まだ娘が、使用した痕跡が、メール等に残されている。これが無ければ、恐らく
病名の詳細、自分の命が危ないことさえ、わから無かったと思う。
現在は別のパソコンの昨年購入して、何とか利用している。生きていたら、いろんな
情報を見て、楽しんでいた事であろう。変わりに弟が利用している。
高校に入り、ソフトの授業が有ったようで、小学か使用した、パソコンが授業を理解する
上で多少でも、役立ったことであろう。
病気して、これからの事を思い、パソコンを覚えて仕事しなければいけないと
言ったのだが、その心配もする必要もなくなってしまった。
現在ＢＸＵ2は小屋で、眠っている。活用方法が、あるだろうか？。粗大ごみである。
会社の同僚でパソコンが具わいが悪いから、見てくれと頼まれて、いったが、
ハードデスクに問題が有、販売店で取りに来ることになった。
振動でハードデスクが傷ついたのか、強制終了を繰り返して問題が、発生したのか、
購入してか３が月しな成っていないのだが、普通に使用して、ハードデスクに問題が
発生した経験が私には無い。
6月６日 花火
８月始めころに、大きな川で上げる花火がある。数年前までは、二階の窓から
見えたが、隣家で二階を上げてからは見えなくなった。
それも左に１メートル移動してくれれば、河川敷で行う花火が、音と同時に楽しめたが、
見えないので、娘と息子それに父が二階の屋根に、上がり花火を見た。
子供たちはお菓子を食べながらの観賞である。時々、蚊がきてうるさい。娘が
病気した、夏は花火を見ることは出来なかった。
6月8日 テレビ
余命2ヶ月を言われて、家に娘がいる時間に、いいテレビを見せようと、4文字のメーカーの
テレビを買って、居間に置く、大阪のメーカーのは古くなってしまって、映しがわるい、
ゲーム用に購入した、14インチ、じいさんが買ってくれた、アジア製の21インチ、全部で
3台有るが、全部が海外製である。
オールトランジスタ、カラーテレビがアメリカ輸出したころでは、考えられない出来事だ。
娘にテレビを買った事が、バレタ 会社が扱うメーカーでないのを何故買ったか、
今のテレビが古くなったからだと、嘘つく、少々でも映りの好い、テレビを見せて
あの世に送るのが、親の役目と思い、行動したのだ。
今は母親が、ドラマを見て使用している。二階には、見る人が居ないままのテレビが
置いてある。たまに二階に上がって、スイッチを入れて、下りてくる。
６月９日 修学旅行
昨日、娘の従弟が修学旅行に、隣県行ってきて、娘にお土産を持ってきた、銘菓と
お菓子である。生きていたらさぞ喜こんだろうに、小学６年の男の子である。
１人来て正座して、焼香していった。こちらでは、中学生では北たに向かわず、
首都、来年は大阪との話が出ているらしい。娘が生きていたら、くやしがったたろうに、
高校は京都、奈良、でなく沖縄になったらしい。飛行機が使用できるようになり、
遠方いけるようになった。息子が昨日の、お土産を食べて懐かしいと言っていたが、
娘から二度とその言葉が聞くこもない。
昨日の事件で、子供を亡くした、遺族に対しての慰めの言葉を探しても・・・・・・・。
南無阿弥陀仏 。
６月 １０日 散歩
時たま夕食後、近くの川に散歩に出かけるが、娘が病気して家に居る時、散歩に暗く
なって、家を出ようとすると、娘が「変なことするなよ」声を掛けてくる時があった。
女なに会いに行くのではないかと、心配したのであろうか、散歩しながら、娘の今後の
事をさまざまな考えを、廻らせ一体この先きに、希望が見えてくるのか、いや、見えなくても
この子に希望を持たせなくてはと、決意して家路に着くのであった。
昨年の春に、いつものように川の堤防沿いに、散歩し始めたら、暗闇の中から、大型の
動物が、大きな犬よりデカイ動物、野生である。日本カモシカである。住宅の明かりしかない
ところで、野生動物と対面するのは、不安がある。襲ったりしないのは分かっていても
携帯で家族に知らせたが、黙っていれば、居なくなるとの返事、こんなに民家が沢山ある
所に保護された動物が、突然出現するのは驚きである。
日曜の夜で、犬の散歩もなく、外敵がいない事が分かって、堤防沿いの草むらを歩いて
山から歩いてきたのであろう。
１０年以上前に、好奇心旺盛なカモシカが、早朝ホテルのロビーに自動ドアから
進入して来たそうである。近くの山にいるのは目撃するが、ビルの中にまでくるとは、
ここはまだ自然が残っている証拠であろうか。（人口30万人以上の市）
６月１１日 自転車
今月に入って、息子が高校に乗って行く、自転車を新しくした。今のは十分乗れるのだが、
ハンドルが気にいらないらしい。１万円でお釣りがくる製品である。
今私が乗っているのは、娘が中学で乗ったものだ。高校に入り、新しく購入したが、
利用したのは１年の二学期初めまでである。ほとんど傷も付かず、小屋で砂塵を被って、
乗る人を今でも待ち続けている。98-123番高校名が付いたステッカーが、まだ剥がされず、
そのままになっている。亡くなる前年の秋に乗っただけである。
今年に粗大ごみに子が、幼児期に乗った自転車を出したが、懐かしい思い出が、
有ったので写真を持って行かれる前に撮った。小屋には４台の自転車が入ってる。
６月 １３日 貯金箱
今二階に瀬戸物の、貯金箱がテーブルに上がってる。娘が生前に購入した物だ。
中学の時だったか、小さい貯金箱を両親の前に、持ってきて誰でもいいからいれてと
誰でもとは、父に入れろと言うことか、早々私が、１円と５円玉を入れて一杯に
したら、怒られた、１００円とか５００円玉を入れろと、言うことだったのか・・・・・・？。
今日記を、見て貯金して、どこか遠くに行きたいと書いてあり、もっと望みをかなえて
やるべかだったか、旅行先で、体調が悪くなれば大変を思い、決意しかねたのでした。
二階にある、デカバンク ふくろう の瀬戸物の貯金箱には、何を入っていません。
ただ娘が残した夢がだけが、一杯詰っているようです。誰も入れること無い貯金箱に
なってしまいました。火葬とき、あの世も金次第と思い、数万円を財布に入れて送りました。
病状の進行がユックリだったら、旅行に行った事であろう、無念な事である。
6月１５日 清涼飲料
娘が好きだったのが、カルピスウォーターで有った。どうしてか、今は聞けないが、
他には、桃の天然水である。あと、ヤンロン茶、此れは、ＤＹＤＯの製品で、
近くに自販機から
飲み物が、無くなれば私が買ったものだ。医師から告知された時に、カフェインの入った、
飲み物は飲ませないでくださいと、注意があり、このヤンロン茶は、ノンカフェインで有るから
理に適っていたのであろう。たまにテレビＣＭが流されるが、此れを飲ませて好かったと
思う事が、時たまあります。自販機の１リットルの製品は大半は我が家で消費したのでは
ないかと思います。時たま仏壇に、上げるため買いに行くだけなりました。
もう一つが、ポカリスエット、飲んだ感じが、血液を舐めた味と似ているので、私は好きで
無いのだが、喉が乾いた時に、娘は飲んでいました。体調が悪くなって、慌てて買いに
走った事が昨日のように、思い出されます。
6月１６日 腕時計
仕事の関する講習会に、出席する為に、１２月に東京に行った。確か娘が小学生の時で、
上野界隈の商店を見て歩いていて、上司に方が、奥さんにお土産はどうかと、なり時計店に
入り、間もなく、ボーナスが出るので、腕時計を買う事になり、珍しい物で、ウォルト・
ディズニーの、小さな女性用の品に決めて買って来たのだったが、最初は妻が使用して
いたが、娘が中学になり、腕時計が欲しいとなり、その物をくれたのだ。(440994と刻印がある）
父がこの時計は、東京でしか売ってないど、言ったのがいけない、後日、ばれて此方の
方でも販売していると言うのだ、本人はあとで、別の腕時計を買って、病院まで持っていった
この間、２階に上がったら、時計が止まっていた。
娘の部屋は昨年４月から時が、止まったように、そのままだが、時計に電池を入れて
動かした、部屋と同じように、止まったままの時がよかったのであろうか。
ベルトには、ＫＲＯＮＥ ＳＴＹＬＥ と表示してあり、ピンク色のベルトは汚れて多少黒ずんで
いる、主を無くした時計は今も時を刻んでいる。
6月１８日 老人保健施設
昨年の秋に、仕事の都合で、偶然に娘が高校１年の時、奉仕で行った、老人保健施設の中に
入った。確かにここに、来たはずである。会報に娘が行っていた、女子高校の名前が、載って
いる、いくら探しても見つからない、痛い足を引きずりながら、ここの施設に来たはず、
廻りを見渡せば、老人と介護人しかいない。来た跡は何処にも無い、娘にその時、早く病院に
行かないと、立場が逆にり、介護される人になるかも知れないと言ったが、自分の運命を、
感じたのか、我慢して、施設を尋ね歩いていた。
今度行ったら、事務方に娘の写真が、無いかと聞いて見ることにする。家で見せない、違う
子の姿がそこにありそうだ。
ばあさんは、今年になって、介護が必要になりつつある。孫の死でショックを、受けたのか。
６月１９日 メルクリン
ドイツ メルクリン社の鉄道模型が、我が家にある。独身の時に、初期セットを購入して
娘が幼児期の時、レールを足した。此方の県では1店しか扱っていなく、倉庫で眠っていた、
蒸気機関車とポイントを安く売って貰った事がる。ＨＯゲージで線路幅が、16.5ミリだ、
あと電気機関車とディゼル機関車、貨物車が、4618と自動車運搬車が有った。
女の子だから、複線で走らせて見せても、幼児期には興味を示さなかった。男子だったら
いきなり触りに行った事であろう。この為か、好奇心があり、自分の体から取り出した、腫瘍を
見たいと担当医に言って、先生を困らせた事が生前あった。たぶん見ないであの世を去った事で
あろう。メルクリンは隣県では販売しているが、こちらでは扱っていない、こんな所で県ごとの経済
格差が、現われているようだ。（都会ではデパートでも扱っている）
６月 20日 宝くじ
娘が中学の時、大型店に友達と行くと言うので、２０枚買って外れ券を待たせて、３００円２枚
だから６００円で、何か食べ物を買えると思いくれたのだが、夕方の電話があり、おとうさん
３００円が当たっているから貰ってもいいかと、いいよと返事して、家に帰ってきたら、何と
３００円２枚と３０００円一枚 合計３６００円 返事したのがいけない、取り返すわけも行かず、
子のお金になった。よく新聞を見たはずだが、、、、、。
宝くじには縁が無い、当たらない、時たま買うが、高額当選はゼロである。
６月２１日 ペンキ
２０００年の夏に、家の屋根にペンキを、塗る。ちょうど娘と息子がいた。
２階を塗り、1階の屋根のペンキを塗る事になり、家にいて楽しみも無いし、もしかして、 今年の夏が、最後の夏になるかも、知れないと思い、ペンキを娘の手で2階部屋から、 手を伸ばして、1階に屋根に
ペンキを、塗らせた、何か記念に字とか絵を、書かせるべきだったか、ウルサイ親族がいるので、
出来なかったが、息子も多少塗る。今は雨風で、娘が塗った跡が、殆ど分からなくなった。
また、子の生きていた、痕跡がまた一つ無くなる。今年、夏にペンキ塗りの予定があるが、
分からないように、娘が居た部屋の窓下に、名前書いて来ようか・・・・・・！。
6月２４ 日 ファミリーレストラン
病院を退院した娘と、食べ放題の所に行く、幾度なく、退院、入院した子は、外で好きな物を
腹いっぱい食べるのが、楽しみだった事であろう。ある夕方の土曜日に向かう、４人でもしかして
此れが、家族で食べるのが、最後になるかもしれないと、思いつつ・・・・・・。
混んでいて、待って席につく、私は腹一杯は食べられないので、子供達に好きな物を運ぶ
役目に廻る。そうしていたら、娘が担当医が来てると言うのだ。先生と父親か、息子の小学生と
３人が居た。奥さんは見渡らない、。先生に娘はこちらを振り向きもしないと、信頼してくれれば
クスリの効きも違ってくると言うのだ、そんな事は分かっていのだが、クスリの効かない病気だ
と説明があったので、どうしようも無い事かと諦めていたが、このきかいであるから先生に挨拶を
して来るように、進めた、斜め向かいにテーブルに座っていた。
帰りぎわに、出口にすれ違ったが、先生怪訝な顔をしていた。カツラをかぶった娘に変わりように
戸惑いを感じたのか？、ツナギノ服で足を引きずりながら歩く時であった。
あと一度行ったきりで、家族が４人が外で食事するのが、その時だけでだった。
６月２６日 駅弁
今年、私用で羽田空港を利用したが、そこから家に電話したら、駅弁をお土産に買って来いと
妻が言うのだ、ここは空港だから駅弁は無いと答えた。有れば食う弁？空弁になるか・・・・？
娘が手術した年、１９９９年の春に隣県へ講習会に出る為に行った。夕方の電車に乗り込む前に、
家に電話した。娘は駅弁がお土産にほしいとの事、４個の駅弁を紙袋に入れて、帰宅を急ぐの
だった。此れが娘に買ってきた最後の駅弁で有り、お土産になった。偶然にも仕事で県外に
行ったが、このきかいが無ければ、食べれせる、チャンスが無かっだろう、人一倍食いしん坊の
娘に、牛タン駅弁でひもを引くと暖まる物を買ってきた。
若いころに旅行した記念に駅弁の、包み紙を取ってある。３００円時代のだ。
ここに、昭和４８年８月１３日１７時 常盤軒の駅弁包み紙がある。（その他３９枚）
６月２８日 携帯電話
仏壇には、娘が最初に持った、ＰＨＳが置いてある。高校生なる時に買ってやった物だ。
ドコモ 333Ｐである。修学旅行と病院等で、活躍してくれた電話である。入院中にこちらから
電話すると、病室だから使用できないと娘に、叱られたのだ、心配して電話したのだが・・・！
あと２ヶ月と言われて、慌てて別の機種のＰＨＳに切り替えた。
それが現在は、母が使用してる。電話の形見である。
息子は中学３年の時、ＰＨＳを買い、高校に入り、携帯電話に変えと思ったら、６月になり、
Ｊ−ＰＨＯＮＥの新機種に変えたのだ、私はどれでも同じと思うのだが、現在３台の携帯電話が
使用されないまま有るのだ、小さなゴミになっいる。いらなくなった電話の活用方法が無いものか、
携帯電話は無線機であるから、会話の中で「了解」と言いたくなる中年親父である。
７月５日 スイカ
この先無い、娘にに何か食べたい物は無いかと、聞いたら、２月なのに、スイカ、梨を食べたいと
言われたので、冬にスイカは、こちらでは、ホテルのデザート出る時があるから、何処かに有るはずと思い、東京の友人に電話したら、探してくれる事になる。梨は２０世紀梨がデパートにあり、
１個づつ買って食べさせた。スイカの件は、後で聞いた話だが、ある会社の朝礼でスイカを探して
来るようにと、皆さんに頼んでくれたと聞いた。探してくれた皆さん、ありがとう、おかげで、雪の降る
風景を病室から眺めながら、食べさせる事が出来た。娘も父の努力を感じてくれたのでは
ないでしょうか、季節外れのスイカは土臭かったが、友人は幾らでも送るからと言ってくれた。
ありがたい友人である。
今年も同じ時期のデパートに行ったが、梨もスイカも、置いて無かった、景気の悪さか、
１周期の前に、東京の友人が、またスイカを２個送ってくれた。もちろん仏壇の上げた、沖縄産の
美味しいスイカでであった。今は夏でなく、冬にスイカを食べられるように成り、いい時代である。
冬にスイカを食べる、娘を思出すと・・・・・・・・・。
７月 ６日 ラーメン店
ここの近辺は、住宅街と古い商店街がある。町並みだ、出前してくれる店は、近くのラーメン店
位しかない、亡くなる前の年、１９９９年冬に、両親が、仕事で居なく、娘と息子の二人が日曜日
いて、近くのラーメン店、歩いても３分で行く、小さく８人も入ると、一杯になる店である。
味も特に美味しいと言う訳でもないが、子供らは、お昼に娘のお金で頼んだらしく、どんぶりが二つ
有った。姉弟二人で食べたのが此れが最後になった。兄弟だったら、最後の別れの杯に
成った事であろう。食いしん坊の娘は、ラーメンで、弟と最後の食事をしてこの世を去った。
こちらは米の産地だが、近くの国道にラーメン店が沢山ある。県外資本に、地元の店、競争に
負けて撤退する店もある。たまにいくラーメン店は、ナカナカ凝っているが、塩辛い、味か一定
しないのだ、市内の美味しいラーメン店と言う本が出ているが、今度廻って食べてみるか。
７月 ９日 セミ
今朝、散歩していたら蝉が鳴いていた。この河川で聞くのは今年初めてである。もう此方も
夏がきた、朝夕は涼しい天気だ。数日前の小枝に死んだトンボが止まっていたと、思ったら息子が
見に行ったら、サナギから脱皮して、成虫になったばかりだった、気温が低いので、飛ばなかった
のだろう。玄関に植えている。桜の木には毎年夏になれば、空蝉が付いている今年もたくさん
あるだろう。蝉の鳴き声が五月蝿い季節になった。娘は成虫な成らず死んでしまったのか？
７月１６日 水の事故
暑い娘が、小学生の時は、夏休みに入れば、一泊で何処かに遊びに行ったものだが、それが
無くなって暫らくたつが、海に行かないで、プールの有る施設に遊びに行った。
小学生のときに、市営のプールに遊びに行ったのだが、娘から目を離したときに、競泳用プールに
飛び込んだのだ、足が付かない所に、幸いに監視人が手を貸してくれて、事故の成らなかった。
一つ間違えば大変な事になって居ただろう。子供からは目だけは離さないようにしていたが、
油断していた。それからは何処のプールに連れて行っても目だけは離さないようにいている。
第三セクター経営のレジャープールに夏休みに毎年のように、行っていたが、経営状態が好く
なくて赤字続きだと聞いていた。監視人も少なくなり、お湯の温度も下がり、経費削減しているが、
目に見えたが、心配した事が、数年前に起きた。小学生が水死したのだ。親の責任もあるが、
監視人の少なさも有ったのではないか、娘を連れて行ったときは後を付いて、見ていたが、残念な
事がおこってしまった。昨日の日曜日に海でまた水の事故が起きた。
（近くの川で友人とトラブルで、18歳の少年が川に夜飛び込んでまだ・・・・）
7月21日
ビバルディー四季の音楽が流れた。昨日の世界水泳の放送中である。娘の事が脳裏に
浮かんだ、幼児ころ情操教育と思い、カセットテープに四季が録音された物を、買い抱っこして
聞かせた音楽である。まだ1歳成らない時の出来事である。本人の教育に役立ったのかは
甚だ疑問である。聞かせて抱っこして眠らせようとしたのだか、ピクと起きる時もあり睡眠には
邪魔になったのでは無いかと今更ながら、後悔もして思い出している。父と娘との平和なひと
時あった。これからも様々な事で娘を思い出す事であろう。