住んでみた感想


 ソーラーサーキットの家の住み心地は、実際はどんなもんであるのか?
 家を建てるまでに思い描いていたイメージと実際に住んでから感じたことを
 ご紹介したいと思います。


・2002年 8月

 8月12日に引渡し、8月16日に引越し、17、18日で何とか最小限の片づけをして
 19日からは仕事に出掛けました。
 正直なところ、8月は、住宅金融公庫の入金のことやら、登記簿のことやら家の片付けやらで
 住んでみた感想は、ん〜特に思い出せないです。ただ、自分のマイホームに住めて”あずましい”と
 思っていました。
 引渡し時には気がつかなかった細かい傷とか凹みが目につくようにはなりました。
 家の住み心地とは別ですが、洗濯乾燥機の実力に感心していました。タオルものは、乾燥までしても
 しわにならないです。それ以外は、しわになるようです。でも使い方次第では便利ですよ。


・2002年 9月

 9月は、前半と後半で気温がかなり違っていたような気がします。
 9月始めの方に季節はずれのような暑い日があったと思います。我が家にはエアコンはありませんが、
 なんとかしのげました。たぶん、窓を開けないほうが涼しいのでしょうが、風が通るので窓を開けて過ごし
 ました。真夏を体験していませんが、エアコンなしでしのげそうであると思われます。
 9月下旬は、ちょっと涼しく感じてきたので、換気システムの風量を中にし、SCダンパーを全て閉じ、小屋裏
 ファンも停止しました。(9月21日くらいかな?)それで、結構、涼しく感じなかったような気がします。
 我が家の断熱サッシは、全サッシともに低放射複層・アルゴンガス入りガラス(遮熱複層ガラスタイプ)である。
 これは、室外側のガラスに金属コーティングが施されており、日射熱の進入を抑える効果があります。
 従って、日差しが強くてもあまり家の中は、暑くなりません。(以前のアパートとは大違いです!)
 先に窓を開けないほうが涼しいと言ったのはこのサッシの賜物であると思っています。
 それはそうと、ちょっと家の中を暖かくしたい季節の対応を考える必要があるかな〜と感じました。


・2002年10月

 10月初旬に蓄熱式電気暖房器である”アルディ”の使い方の説明を受けました。早速、試運転とばかりに
 リビングの暖房器を稼動させましたが、不快な臭いがかなりしました。確かに取り扱い説明書を読むと
 シーズン始めは、臭いがすると記載されていました。とてもクリーンなイメージを持っていたので臭いが
 するとは思ってもいなかったです。暖かさは、十分満足しています。
 10月下旬は寒く感じる日が多くなり、アルディの恩恵にあずかっていますが、ファンつきタイプのファンが
 稼動するとその音がちょっとうるさく感じます。普段、音を発していないので、ファンがまわると気になるのだと
 思うのですが、もう少し、消音されていると、よりベターだと感じました。
 思い出しましたが、月1回くらいの頻度で換気システムの吸気口の掃除をしています。1Fと2Fでは、吸気口の
 メッシュにトラップされているゴミの量が異なります。(1Fの方が多い)
 個人的には、1Fと2Fの風量が異なるためだと思い、I建設さんに確認しましたが、人がいる時間が長い部屋が
 ゴミの付着量が多いですよ。とコメントされました。私的には、納得していません。というのは、2Fの寝室と
 ほとんど人が出入りしない1Fの和室のゴミの量を比べると明らかに和室の方が多いからです。また、手を
 かざしてみると1Fの方が風の流れが強く感じます。本当に人がいる時間に依存しているのでしょうか?
 →換気システムの風量については、12月初旬にI建設さんの営業のIさんがちょっと立ち寄った際に次のことを
  言っていました。寝室は、風量を抑えて設定しているとのこと。厳密には、吸気口と排気口の数とか位置で
  風量は変わるとのことです。最初からこのように説明されていれば納得しましたよ。


・2002年11月

 今年の11月は、なんか寒かった気がします。そんな天候なので蓄熱式電気暖房器を全室使用していますが、
 家の中は、結構、乾燥しているように感じます。そこで、数値でどのくらいかを知りたいので温湿度計を買って
 しまいました。購入先は、サンワdoからです。加湿をしない室内の湿度は、30〜40%くらいです。
 数値でも確かに低いです。もう少し湿度が欲しいので、次のようなことを行ってみました。寝室には洗濯物を干す、
 居間は、加湿器を使うです。寝室に洗濯物を干し、朝起きると窓の隅にわずかに結露が見られます。家には、
 結露が悪いようですが、それよりも住んでいる人が快適でなければならないと思うので湿度を上げるために
 結露には、目をつぶっています。
 まあ、以前住んでいたアパートは、朝起きると窓一面結露しサッシから水が滴っていましたので、そのことを
 思い起こせば雲泥の差があります。(新居のものは結露と呼ばない方が良いのかもしれませんが。)
 蓄暖についてですが、我が家には、ファンありタイプ5台、ファンなしタイプ2台ありますが、居間以外はファンあり
 タイプのものもファンの電源を切ってファンなしの状態で使っています。室温は、20〜23℃くらいのようです。
 →12月初旬にI建設さんの営業のIさんがちょっと立ち寄った際に湿度について次のことを言っていました。
   あと2〜3年ほどすると湿度はもう少し上がるとのことです。風呂上がりは、浴室の換気扇を回さずに扉を
   開放することで加湿できるとのこと。荒技のような気がしますが、確かに加湿できそうなので今度試して
   みます。


・2002年12月

 会社の先輩から「家に帰ると暖かくて羨ましい!」と言われました。確かにそうなんですが、人というものそれに
 慣れてしまうと過去のことを忘れてしまいますね。去年までは、会社から帰って10℃以下の部屋に入り、FF
 ストーブをつけていたのですから。灯油を買ったり、給油する手間もあったんだなあ〜と思い出してしまいました。
 蓄熱式電気暖房器に関し、氷点下を切る日が何日かありましたが、暖かみが足りないと感じることは今の
 ところありません。
 


・2003年 1〜2月

 <定期点検>
   ・2003.1.11(土)、I建設さんのI部長により我家の定期点検が行われました。(2003.1.18だったかも・・・)
    かなり細かいところまで確認してくれてよかったです。(欲を言うと入居時の確認もI部長に行ってもらい
    たかったと思いました。)点検により修正した方がよいところは、冬が過ぎてからの作業が多いようです。
    こちらからちょっとおかしいと言ったのは、1F洗面所のボウルの排水栓が甘くなって水がたまらなくなって
    いることです。TOTOのサービスの方が2/1に来て、確認していきました。どうやらワンプッシュ式の
    排水栓のワイヤーが延びていて栓が閉まらなくなっているとのことです。ワイヤーを交換しなければ
    直らないようです。2/8に交換終了し、元に戻りました。
  
 <I建設お客様感謝祭>
  ・2003.1.25(土)、18時からアラスカ会館でI建設お客様感謝祭が行われました。(会費:5000円)
   アラスカ会館駐車場が満車で、他の駐車場を探している間に時は過ぎ、我が家は30分程遅刻して
   しまいました。その中でジャンケン大会があり、我が家の”ゆっちゃん”が優勝し、商品券をゲットする
   ことができました。正しくは、4歳児に勝ちを譲る優しい大人ばかりいたため、反則技で優勝したような
   ものです。親としては、うれしいような、皆さんに申し訳ないようなそんな心境でした。
   我が家の”ゆっちゃん”を勝たせてくれた方、ありがとうございました。

 <室温について>
   真冬日が続く日が多い時期となりました。さすがに家の中もひんやり感じることが多くなってきました。
   蓄暖ですが、1Fは、全て蓄熱量最大、2Fは、ファンレスタイプ蓄熱量最大、それ以外蓄熱量レベル3に
   設定しています。(蓄熱量は最大レベル4まであります。)全館暖房をしていますが、温度差はあるようです。
   たぶん1Fと2Fでは、1〜2℃温度差があると思います。(体感での感じです) 2Fは蓄暖の設置台数が
   多いので温度差があるように感じません。しかし、1Fは、リビングを少し設定温度を高めにしているので
   1Fは、場所が変わると温度差を感じます。多分、1〜2℃低い感じがします。トイレや脱衣所は、やや
   ひんやりしますので、お客さんがこない限りは、ドアを開放しています。浴室に関してはこの季節でも
   シャワーだけでも今のところは、我慢できるかな。でも、ほとんどお湯をためていますが。
   浴室乾燥機があっても良かったと思うときもありますが、なくても大丈夫かな。
   <蓄暖ファンタイプのモニター部><蓄熱量レベル表示>
     
   <蓄暖ファンレスタイプ蓄熱量調整つまみ>
   

 <定期点検その2>
   2003.2.15(土)に定期点検・一部補修が行われました。
  <I建設さん実施>
   ・脱衣所、2Fトイレ引き戸の鍵の調整
   ・キッチンの吊戸棚の扉の微調整
   ・床下点検及びウレタン補修
    ※引き戸及び吊戸棚の微調整を教えてもらいました。調整が必要になれば
     自分でできそうです。
    ※床下点検し、一部ウレタン補修したようです。点検にきた方は、床下で作業を行い、
     汗だくになっていました。床下も結構あったまっているようです。
  <建具屋さん>
   ・和室のふすまの微調整
   ・造り付けの収納扉の調整
   ・その他、建具屋さんが仕事した箇所のチェック
  <サッシ屋さん>
   ・エクセルウィンドの点検(全部)
    シリコンスプレーのようなものも使っていました。
   


・2003年3月〜8月

 <室温についてpart2>
  寝室に温度計を置いているのでどのくらい変化してるか1週間くらい観察していたところ、
  PM9時 22〜23.5℃ → 翌AM6時 20〜21.5℃ という感じです。
  日中の外気温により多少の変動があるようですが、大体、夜間に2℃程室温が下がるようです。
  熱源がないわけでなく、23時から翌7:00までは、蓄熱暖房器の蓄熱時間帯でありますが、
  自然放熱しています。

 ・3月初〜中旬くらいから、暖かい日と寒い日が交互に続き、暖かい日の割合が増えたような気がします。
  捨て場所に困っていた雪も解け始め、春分の日くらいには、雪がほぼ解けていたようである。
  そんな訳で、蓄熱暖房器を真冬モードにしていると、日中は、暖か過ぎとなる日が増えてきました。
  実際は、このような季節に蓄熱暖房器の微調整をするのがベターだと思いますが、無精な私は、
  あまり手を掛けていませんでした。しかし、電気量も気になることから3/17からは、
  ルーフヒーティングOFF、3/18からは蓄暖の蓄熱量レベルダウン、電気温水器:自動節約モード使用
  を行いました。節電の効果が出ればうれしいです。更に3/26からは2Fのファンレスタイプの蓄暖をOFFに
  しましたが、2、3日後ひんやり感じたので蓄熱量を少なめにして再度ONにしました。
  入居して始めての春なので来年からうまく温度調整できれば良いという気持ちでいます。

 <定期点検その3>
  3/8(土)にクロス屋さんが修理の下見に来ました。AM9:00にTELがあり、9:30に下見に来ました。
  前日に電話欲しかったです。あまりに突然過ぎます!
  修理自体は、暖房を使わなくなった時期に行うということです。我が家は、寒がりなので5月くらいだと
  勝手に思いこんでおります。

 <春の蓄暖設定>
   この季節、暖房の調整が難しいです。夕刊で翌朝の気温をチェックし、寒い日があるとどうしても
   暖房をONにせざるを得ません。季節の変わり目が深夜電力を使う蓄暖の弱点かな?と思ったり
   しています。
   4/21の朝ですが、肌寒く感じました。寝るときに室温が22℃あったため大丈夫だと思っていたのが
   間違いでした。暖かい日が続いていたので、電気料金をケチって蓄熱式暖房器を7台中3台停止、
   残り4台は、蓄熱量を低くして運転していた矢先のことでした。また、4/22朝の予想気温が2℃のため、
   我が家の蓄暖、全台稼動することにしました。
   5/6からは、蓄熱式暖房器を7台中5台停止、5/8からは、蓄熱レベルを3から2に下げました。
   5/19にやっと、蓄熱式暖房器を全台停止しました。

 <固定資産税>
   5/12、午後、固定資産税を払ってきました。銀行に預けても利子がつかない、今日この頃、ちょっとでも
   節約と言う事で一括払いで支払いました。

 <定期点検その4>
   5/10、15時頃から家の定期点検がありました。前回の点検箇所の確認と今後の進め方について
   お話しました。とりあえず、蓄暖を使わなくなってから壁紙の修正を行うようです。   
   5/24、9〜11時くらいまで壁紙の補修が行われました。一部は、壁紙の貼り替え、残りは、
   角の補修でした。角の補修は、シリコンボンドみたいなので隙間を埋めていました。
   補修剤、無償でくれないかな?

   ☆補修前後比較。
   <補修前:合わせ目ズレ>     <補修前:凹凸あり>
    
  <補修後>               <補修後>
    
   ・上手に直すもんですね。

   <補修前:子供部屋>       <補修後>
    
  <補修後>               <補修後>
    
   ・写真では、きれいにみえますが、近くで見ると補修部分であるとわかります。

 <地震の影響>
   5/31の朝、妻が玄関を掃除していたところ「ちょっときて!」と呼ばれました。何事かと思ったら、
   玄関の階段の下段のタイルが浮いてきている箇所を発見しました。以前からタイルの継ぎ目の
   コンクリートが欠けているのはわかっていたが、浮いてきていたのは気がつきませんでした。
   5/26、地震がありましたが、大丈夫だと思い、見回りしていませんでした。
   ん〜、地震の影響かな?、しかし、他のお家に異常が見られないのに我が家だけタイルが
   浮き上がるのも何となく気持ちが良いものではありません。雨の日にタイル貼りしていた
   影響ですかね。築1年以内の目に見える異常なので目に見えない箇所が心配になったりします。
  <タイルの浮き>          <別角度から>
   
  ※このタイルの浮きは、補修して頂きました。
   なぜ、浮いたかというと次のことが考えられるとのこと。
   階段部分は、家の基礎(杭補強)とつながっている、他方、コンクリートの部分は、
   しっかりした基礎がない。基礎が異なることにより地震による力のかかり具合が
   違ってくるため、浮いてしまったのではないかとのこと。

 <梅雨時期の状況>
   梅雨時期の我が家の室温、湿度は、次のようになっています。
   室温25〜27℃、湿度50〜60%(確認時間は、21時)
   さすがに温度が高く、湿度も高い日は、寝苦しいと感じます。
   
 <SCダンパー開閉>
   ・6/23よりSCダンパーを開けました。高断熱低気密モードです。
    SCダンパーを開けたら湿度が下がってきているようです。開ける前まで50%以上だったのが
    48%くらいになりました。雨降りの日も48%くらいです。
    本当にダンパーの効果なのかは、半信半疑です。
   ・肌寒いので6/28、SCダンパーを再び閉じました。閉めることで外気温の影響をいくらかは
    緩和してくれるはずです。
   ・8/1、またまた、SCダンパー開放しました。今回は、天気に対応して湿度も上がっています。
    今年は、青森県内、梅雨明け宣言がないみたいです。このまま、秋に投入しそうな感じです。
   ・ちなみに我が家にエアコンは、ありません。今年の夏であれば、寝苦しいと感じたのも両手の
    指で数えられる程度であり、特に必要性を感じませんでした。
   ・皆さん知っていると思いますが、窓の網戸は、機構上、窓を閉めるときに、網戸を開かねば
    ならず、その時に虫が室内に入ってきます。

 <不動産取得税>
   去年の秋、不動産取得税減額の申請を行い、それから音沙汰がないので、てっきり、税金が
   減額されて納税されないものと思っていましたが、2003.8月に入り、納税通知書が送付されて
   きました。送付されてきたのは、書面一枚、減額前の納税通知書、減額後の納税通知書です。
   書面を読むと減額後の金額を納税してくださいとあります。減額前の納税通知書は、不要である
   はずなのになぜ、送付するのだろうか。疑問に思いました。
   私の場合、土地が保留地であったため、不動産取得税の納税通知が遅くなったかもしれません。
   いずれにしても減額の申請を行っていてよかったです。

 <入居後一年経ちました>
   ・入居(引越し)して一年が過ぎました。今まで紹介しているように細かいところで気になるところは、
    色々ありますが、住み心地という視点から考えると、とても満足しています。
    家の温度の変動が少なく、アパートに住んでいた時と比べものにならないくらい快適です。
   ・オール電化住宅ですが、その点も特に不便を感じていません。アパートに住んでいた時と比較し、
    一年を通してみると一万円程、新居の方が安くなるみたいです。冬場の電気料金には驚きましたが、
    その分は、夏場でカバーできるみたいです。
   ・引越し時のダンボール、一年経っても開けていないものがあります。たぶん、何年も開けないものと
    思います。
   ・I建設さんのアフターは、対応の良いときと悪いときがあり、どちらかというと不満となるレベルです。
    この時期は、家を建てる方に力を注いでいると思うので、あまり、対応できないのもわかりますが、
    5月の検討事項の回答が8月でもまだきません。どうなっているのでしょうか。
    一報あっても良いのでは?こちらからバンバン電話すれば良いだけかもしれませんが・・・。
 


 ※季節が一巡した感想は、上記の通りです。
  定期点検、補修とかあったらまた、補足することにします。