Microsoft Excelを使っていて あれ?どうなってるの? と思われることがありますよね。 このページはそんな素朴な疑問にお答えするページです。 実際に質問された内容を元に作成しています。 |
更新 | 項目 |
2003/08/18 | 単位をつけて計算させるには |
2003/08/18 | 入力した通りに表示されない時には |
2003/08/18 | セルの中で改行するには |
2003/06/29 | セルの表示が####になっている時には |
単位をつけて計算させるには
Excelを使って計算させたいけれど、単位もつけたいという場合はどうすれはいいでしょう。
下の図を見てください。
C2のセルとC3のセルにはそれぞれ「A2*B2」「A3*B3」と数式が入力されています。
ところが、C2は「#VALUE」とエラー表示になっています。
C3は「500円」ときちんと計算されて単位もついています。
何が違うのでしょう。
ヒントは、A2・B2のセルの文字はセルの左側に寄っていて、A3・B3のセルは右側に寄っていることです。
これは、入力されたデータがA2・B2のセルは「文字列」として、
A3・B3のセルは「数値」として認識されている証拠です。
下の図を見てください。
A2のセルを選択すると、「数式バー」には「10円」と表示されています。
←「数式バー」
続いて、下の図を見てください。
A3のセルを選択すると、「数式バー」には「10」と表示されています。
←「数式バー」
セルに「10円」や「50枚」と入力すると、通常「文字列」として認識されます。
そこで、「表示形式」をひと工夫する必要があります。
A3・B3・C3のセルは「表示形式」を「ユーザー定義」に変更してあります。
変更したいセルで右クリックして、ショートカットメニューから「セルの書式設定」をクリックします。
すると、下の図のようなウインドウが開きます。
「分類」から「ユーザー定義」をクリックしてください。
「種類」に「G/標準」となっていますので、続けて「"円"」と入力してください。
下の図のようになります。
これで、「OK」をクリックすると、「数値」は「10」でも「表示」は「10円」とすることができます。
「枚」も同じように「G/標準"枚"」とすればOKです。
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入力した通りに表示されない時には
Excelで文字を入力している時に困るのが自動認識。
その機能を使わないようにも設定できるけれど、それはそれで便利なのだ。
そこで、セルに入力したデータをExcelがどのように自動認識するのか
一覧にしたのが、下の図です。
例えば、数値ではなく番号を入力したくて0を先頭の数字にすると、
表示されるのは0を除いた数値として認識されてしまいます。
また「/」スラッシュをはさむと日付として認識されます。「−」ハイフンも同じです。
こうならないようにするための方法を紹介します。
入力前に「表示形式」を指定しておく。
「セルの書式設定」→「表示」→「文字列」と選択していくと、
入力した通りに表示されます。
入力する前に「'」シングルクォーテーションを入力してから続けて入力する。
データの先頭に「'」を入力すれば、すべて「文字列」の扱いになります。
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セルの中で改行するには
セルの中で二段や三段で入力したい時がありますよね。
私もこのやり方を知る前は、スペースで改行っぽく見せていました。
ところが、文字数が変わるとその度にスペースの空けなおしの作業が待っています。
手順@
入力したいセルで右クリックし、ショートカットメニューが表示されるので
「セルの書式設定」→「配置」→「折り返して全体を表示する」をクリックして下さい。
文字列を入力します。ここでは「あいうえおかきくけこ」と入力しました。
すると下の図のようになります。
これで「かきくけこ」の部分を下の段にしたい場合、スペースで空けていました。
下の図のように数式バーを見るとスペースが空いた状態になっています。
ここでは「さしすせそ たちつてと」となっています。
手順A
そこで、下の図を見てください。
「なにぬねの」と入力した後、キーを押しながらキーを押します。
すると「セル内改行」ができますので、続けて「はひふへほ」と入力すると、
上の図のようになります。
「さしすせそたちつてと」と「なにぬねのはひふへほ」ではセルの見た目は同じですが、
「数式バー」を見ると違いがわかります。
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セルの表示が####になっている時には
例えば、合計など桁数が多い数の場合、下の図のようになってしまっている場合があります。
これは、セルの幅が桁数より狭い場合にこのような表示になるのです。
また、下の図のように同様に省略された表示がされる場合もあります。
このような場合の対処の仕方は以下のようにしてください。
まず、きちんと表示したい列(ここではC列)と右隣の列の間にマウスポインタを合わせます。
すると、下の図のように縦線と両側⇔のマウスポインタに変わります。
そのまま、マウスポインタを動かさずにダブルクリックしてください。
C列の幅が自動で広がり、きちんと表示されるようになります。
いかがですか?
友人からもらったファイルなどで、あらかじめセル幅が設定されている場合に
このような状態になることがあります。
Microsoft Excelの故障ではありませんので、覚えておいてくださいね。
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