ティッパートゥー01近況

 ティッパートゥー01の近況をお伝えします。


(H)はキャロットクラブホームページの情報

平成15年08月27日(水) (H)(ノーザンホースパーク)520`。
この中間も同馬の成長に併せての乗り込みを行っており、直線坂路で先月と変わらぬペース(ハロン18秒のキャンター1本)で調整を行っています。まだ発展途上の体つきで物足りない面もありますが、徐々に進歩が見られる点は好感がもてます。
また並行してゲート練習も行っており、ゲート入り、駐立までは問題なくこなしています。
現在は前扉を手で開けて、そのままダク⇒キャンターに下ろす練習を行っています。
これからも晩成型ということを考慮し、他馬と比較した調教は行わず、この馬自体にあった調教負荷をかけていきます。
平成15年07月25日(金) (H)(ノーザンホースパーク)518`。
他馬と比較すると血統的に馬体的に若干晩成型の感があるため、ここまでゆったりとした調整を行ってきた甲斐あって、このところは順調にペースアップが図れています。
現在は直線坂路(1200b)を1本、ハロン18秒のキャンターで軽快に駆け上がっています。
見た目にもだいぶしっかりした走りを披露するようになってきており、もうじき週1回のハロン15秒の調教に移行できそうです。
この夏を越える頃にはトモの筋肉に張りも出、立派な体つきになってくることでしょう。
平成15年06月27日(金) (H)(ノーザンホースパーク)510`。
直線坂路(1200b)に入れてからも順調に乗り込まれており、現在はハロン18〜20秒のキャンター1本を行っています。
まだ若い面が随処に残っており、調教中チャカチャカすることもあります。
馬体重は前月比プラス10`と増加傾向にありますが、休みなく乗られている甲斐あって徐々に締まってきました。
これから暑い時期を迎え、汗をかくようになったら更に見栄えのする、締まった体になってくるでしょう。
また乗り運動と並行してゲート練習も行っています。現在は前と後ろの扉を閉め、中で立たせ、前扉を開けて出していますが、特に問題なく素直にこなしています。
平成15年05月27日(火) (H)(ノーザンホースパーク)500`、体高163a、胸囲190a、管囲20.0a。
前月までは周回コースで徐々に進めていた同馬ですが、徐々に状態も上向いてきたので、5月より直線坂路(1200b)へ入れています。
現在は直線坂路を1本、ハロン20秒(終い18秒)のキャンターで上がっています。
体のバランスも良化しており、化骨の具合も随分と進んできました。
現状においてもなかなかの馬体をしていますが、まだまだ『女の子』といった感じが残っています。
しかし一夏越えれば筋肉のメリハリの効いたいかにも『競走馬』といった好馬体に変貌してくれることでしょう。
それまでは焦らずじっくりと進めていきます。
平成15年04月24日(木) (H)(ノーザンホースパーク)486`。
3月中旬に乗り運動を開始してからゆっくりとペースアップを図り、現在はダートコースでハロン26〜30秒のキャンター1000bを行っています。
また馬場状態を見て直線コース(1200b坂路)に入れることも検討しています。
元々が晩成型と判断してこれまでゆっくりと調教を行ってきた訳ですが、それが功を奏し随分と体のバランスが良くなってきました。
現場スタッフからも「乗るのを我慢しグッとこらえた甲斐があった」との声が挙がっています。
しかし、まだまだ成長段階にあることには間違いないのでこれからも成長を阻害しないよう慎重に調教を行っていきます。
平成15年03月20日(木) (H)(ノーザンホースパーク)483`。
右飛節に疲れが出たことから乗り運動を休止していましたが、ここにきて疲れが抜け状態も上向いてきたので3月17日より乗り運動を再開しました。
現在は乗り始めということで常歩程度の調整ですが、すぐに屋内周回コースに入れる状態にあります。
馬体からは筋肉質ということもあり力強さばかりが目立ちますが、以前キャンターを行っていた時の感じではビュッと切れがある、いかにも牝馬といったところもあった同馬なので、暖かくなってペースを上げていくのが楽しみな1頭です。
しかし、血統的に奥手のタイプでもあると推察されるのでこれからも焦らずじっくりと乗り込みを進めていきます。
平成15年02月25日() (H)(ノーザンホースパーク)476`。
ダク800b、キャンター1200bをゆっくりしたペースで乗り込んでいましたが、2月中旬に右飛節に疲れが見られたので現在は乗り運動を休止し、放牧とウォーキングマシーンにペースを落としています。
本馬の兄も同じく調教を休ませ体の成長を待った時期があり、後に体のバランスが良くなったという事実があることから、血統的に今は休養に充てることがベターと言えるでしょう。
念のためレントゲン検査を行いましたが、骨に異常はなかったので今のところ3月中旬から乗り出す予定でいます。
  (カタログ)父は本年8月に急逝したサンデーサイレンス。1995年以来昨年まで7年連続リーディングサイアーに輝くこの偉大なる種牡馬についてはもはや細かな説明はいらないだろう。
数々のG1勝ち馬を送り出し、文字通り日本の競馬を変えてきたと言っても過言ではない。
本馬は5月生まれながら中サイズの上をいくしっかりとした馬体で、肉付きのいい丸みを帯びた体つきは1歳のこの時期としてはベストの状態にあると言えよう。
春からの夜間放牧で筋肉に張りが出てたくましさを増し、放牧地では父譲りの柔軟性に富み躍動感溢れる動きを見せている。膝下が短く骨量も豊富で、繋、蹄の角度など理想的と言ってよく、故障とは無縁の競走生活を送れることだろう。母の父トランポリーノは凱旋門賞でトニービン以下に当時のレコードタイムで圧勝した名競走馬で、サンデーサイレンスとの配合により本馬はクラシックディスタンスで真価を発揮してくれるだろう。
きつめの眼差しが示すとおりなかなか強い悍性の持ち主だが、気難しい面も出さずに順調にブレーキングも進んでおり、むしろここ一番に強さを発揮できる精神力を兼ね備えているといえよう。
飼食いも常に旺盛で内臓面もしっかりしており、思い描いたプラン通りのトレーニングを着実にこなしていけそうだ。
もちろん今後の成長にもよるが、距離が伸びてからのレースにフォーカスを合わせ、使い出しをあせる事なくじっくりと仕上げていきたい1頭である。

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03/09/13 (土) 7:37:50 T