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よこやま ゆうさく

横山有策

よこやま ゆうさく

1882.12.18(明治15)〜 1929.4.2(昭和4)

大正・昭和期の英文学者

埋葬場所: 5区 1種 17側

 岡山県高梁市出身。1905(M38)早稲田大学英文科卒業。'07渡米し、ハーバード大学に学び、イギリス演劇史・作劇法・シェークスピアなどを研究。'11帰国。中学校の英語教師となる。
 1916(T5)母校の早稲田大学がシェークスピア生誕300年祭を催した際に参加協力し、その活動が認められ、同年、早稲田大学英文科講師となり、教壇を退いた坪内逍遥の後をうけてシェークスピアの講義を担当した。後に教授となる。
 シェークスピアの「ハムレット物語」「マクベス物語」など、多くの翻訳本が刊行されているが、横山はただ単に筋を追うのみならず、登場人物の性格などを分析し、解説を加えて物語化する研究者らしい訳し方をして注目を浴びた。 主な著書に『シェリーの詩論と詩の擁護』、『文学概論』、『英文学史要』、翻訳は『沙翁傑作集』など多数あり、遺稿は『シェイクスピア研究』。享年46歳。

<講談社日本人名大辞典>
<日本近代文学大事典など>


墓所

*墓石は自然石に「横山有策之墓」。裏面に生没年月日が刻む。墓石の右側に「妻ゑん ともに眠る」と刻む墓誌碑が建つ。


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