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やむら ていじ

谷村貞治

やむら ていじ

1896.3.19(明治29)〜 1968.4.20(昭和43)

昭和期の政治家、みちのくの電信王

埋葬場所: 26区 1種 9側〔土田家〕

 岩手県花巻市出身。1937(S12)東京の蒲田に新興製作所を設立し所長となる。日本語をテープに印字する印刷電信を創案した谷村式テレタイプを完成した。
 戦後、花巻に移転し、全国電信局復旧にその印刷電信を整備する大仕事をゆだねられ飛躍。'51(26)3段シフトページ式和欧文テレプリンターを完成、帳票伝送機を加え、さらに米国ウェスタン社と技術提携して電子計算機に連動する自動さん孔機を開発。
 '56漢字テレプリンターを発明、新聞報道の機械化を実現。その間、参議院議員2期・自民党県連会長・県政顧問・県経営者協議会長など歴任した。また谷村学園創設と文化面でも尽力。著書は『白萩荘随談』などがある。
 「技術に国境はない」という名言を残す。技術立国ニッポンの礎を築いた電信発明王としての功績は大きい。 勲二等瑞宝章、科学技術の功労により紫綬褒章、社会事業に対する貢献により紺綬褒章を授章。 著書に『白萩荘随談』(1958)、『この道ひとすじに - 運・鈍・根の人生』(1966)がある。享年72歳。

<五輪塔様より情報提供>


*墓石正面「土田家」の墓。墓誌があり、土田姓の刻みの中に俗名 谷村貞治の名が刻む。


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