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やまわき たけお

山脇武夫

やまわき たけお

1871(明治4)〜 1923.1.18(大正12)

明治・大正期の名船長

埋葬場所: 1区 1種 3側 28番

 高知県出身。1883(M16)海南私塾分校(小津高校)卒業後、志を立てて上京の途中、大阪において20年の三大事件請願運動の嫌疑を受けて投獄された。
 95商船学校卒業後、日本郵船会社に入り、累進して船長となる。その間日清・日露の両役には「若宮丸」など御用船に乗り込み功があった。 また第一次大戦には八坂丸の船長として地中海に於て勇敢な行動をとった。またドイツ潜水艦の雷撃を受けたが、沈着に処して乗員全員無事だった。1918(T7)から横浜在勤監督を務めた。

<高知県人名事典>


墓所 墓誌碑が

*正面「山脇家之墓」。裏面「大正十三年一月十八日建之」。右側に墓誌碑が建つ。墓誌碑には八阪丸の写真とともに「日本郵船 八阪丸 10.932トン 施工 1914年(大正3年)10月27日(欧州航路)船長 山脇武夫 撃沈 1915年(大正4年)12月21日」とあり、左面に「令和元年九月 山脇義夫 正夫 建之」と刻み、裏面が墓誌となっている。

*2015.12(H27)『実録八阪丸撃沈 : 誇り高き船長と船員達の活躍 : 100年前の事件内容と山脇船長の人物像』が山脇正夫により企画・制作された。


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