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つのだ とりのすけ

角田酉之介

つのだ とりのすけ

1885(明治18)〜 1970.4.14(昭和45)

昭和期のそば店主(カレー南蛮創作者)

埋葬場所: 3区 2種 22側 4番

 東京出身。弥助・妙春の長男。大阪東区谷町で、東京そばの店主をしていたが、1909(M42)営業不振挽回のために、ソバ用のカレー粉を工夫して、カレー南蛮を創作した。同時期にカレー丼も創作し店頭に並べた。
両方とも大阪浪花っ子に受けたので、東京に戻り目黒「朝松庵」を創業、カレー南蛮を売り出した。 当初は客の評判はあまりよくなかったが、1914(T3)年頃に東京でもようやく、洋風の食べ物として、学生の間に人気が出てきた。カレーライス用のカレー粉とは、混ぜ合わせるスパイスが異なる。 以後、カレー南蛮とカレー丼はソバ屋の目玉商品として多くのソバ屋に注目されることとなった。現在ではうどんが主流と変化している。享年85歳。

<たべもの起源事典など>


角田正臣の碑

*酉之介の次男の角田正臣(1914〜1939.7.12)はカヌー選手の先覚者であり、戦前のカヌー界で若手ホープとして期待されていたが、事故のため没した。享年25歳。 墓所にはカヌー協会理事山田和夫の書の「角田正臣の碑」が建つ。墓所内にはカヌーの石椅子もある。正臣の埋葬より墓所は浅草東本願寺より多磨霊園に移された。


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