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つじ たかひら

辻 高衡

つじ たかひら

1869(明治2.4)〜 1928.12.26(昭和3)

明治・大正期の雅楽生、ドイツ語学者

埋葬場所: 5区 1種 7側 1番

 東京出身。辻高範の長男として生れる。1891(M24)家督を相続す。
 1885 雅楽生となり、1893(M26) 伶人兼楽手となる。担当楽器は笛。同年、独逸学協会学校ドイツ語専修科卒業。1896.9.21 雅楽では生活が苦しいため、ドイツ語で給料を得ていく道を選び、学部を辞職。
 1898 学習院のドイツ語教授。第一高等学校ドイツ語教授を歴任。1899〜1904『実用独逸語学 上・中・下』を編纂。1902『独逸語学講義』を監修した。
 1902 ベルリン大学付属東洋語学校 及び ベルリン・プロイセン陸軍大学に招聘されてドイツに赴き、その教職に14年間就いた。帰朝後、'17(T6)東京外国語学校教授に任ぜられた。享年59歳。

<講談社日本人名大辞典>
<20世紀日本人名事典>
<平凡社『日本人名大事典』>


*墓所には二基建つ。左側に前面「辻 高衡 / マツ 墓」、裏面は墓誌となっている。妻のマツ(M15.11.22-S40.11.18)は東京出身、旧姓は小比木。右側に洋型「柴田家」、右面「平成三十年 五月吉日 建之」。その左に柴田家の墓誌が建ち、柴田泰(H27.12.7歿・行年68才)が刻む。


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