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とみおか ゆうぞう

富岡有象

とみおか ゆうぞう

1889.6.18(明治22)〜 ?

大正・昭和期の陸軍軍医少佐、医学者

埋葬場所: 7区 1種 5側

 東京麹町出身。平安時代末期の武将の鎌田正清の血筋の富岡保(同墓)と、戦国時代の武将の森川氏俊の血筋のカツ(同墓)の長男として生まれる。弟は工学技士の富岡惟中。
 早稲田中学校、第一高等学校を経て、1914(T3)東京帝国大学医科大学卒業。陸軍一等軍医を経て、伝染病研究所にて研究をし、軍医学校教官となった。シベリア出征後、ドイツに留学、帰国後、陸軍三等軍医正。'23 依願後備役に編入。最終階級は陸軍軍医少佐。
 その後は東京帝国大学医学部皮膚科医局にて研究を重ねる。'25.11.16「腐敗性嫌気性菌の細菌学的血清学的研究 (独文)」で東京帝国大学より医学博士を授与。'27(S2)山村病院皮膚部長を務めた後、'32 富岡皮膚泌尿器科委員を創設し医院長に就任した。正5位 勲5等。

<帝国大学出身名鑑>
<大衆人事録 東京篇>


*墓石正面「富岡氏之墓」。左右面には「祖 保 藤原氏 鎌田正清 裔、カツ 宇多源氏 森川氏俊 裔」「昭和十二年六月八日 長男 医学博士 富岡有象 建」と刻む。妻は静枝。


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