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たみや とらひこ

田宮虎彦

たみや とらひこ

1911(明治44)〜 1988(昭和63)

戦後の小説家

埋葬場所: 26区 1種 32側 13番

 東大在学中から同人誌「日暦」に参加。1936(S11)「人民文庫」創刊とともに参加。女学校教師などをしながら小説修業を続ける。47「霧の中」が優れた歴史小説として注目され、「物語の中」「落城」「末期の水」「菊の寿命」等を発表。 太平洋戦争中の〈暗い谷間〉時代に取材した自伝的作品「菊坂」「絵本」「足慴岬(あしずりみさき)」等の佳作を書き、51「絵本」で毎日出版文化賞を受けた。 庶民的ヒューマニズム・正義感と、清らかな詩情の漂う作風の私小説で才能を示した。他の作品に「幼女の声」50、「朝鮮折惘」51、「異端の子」「ある女の生涯」52、亡き妻との書簡集をまとめた「愛のかたみ」などがある。
 昭和63年1月脳梗塞で倒れ右半身不随となり、4月9日77歳の生涯を閉じた。しかし、それは「足摺岬」の烈しい飛沫の上の巖頭からではなく、東京・北青山のマンションからの飛び降りによってであった。

<コンサイス日本人名事典>


*お墓は洋型墓を寝かせたもので正面左端に小さく名刻む。


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