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たかだ よしお

高田義男

たかだ よしお

1897.6.2(明治30)〜 1988.11.10(昭和60)

大正・昭和期の染織工芸家、装束師

埋葬場所: 5区 1種 21側

 東京出身。1917(T6)大倉商卒業。鎌倉時代から続いた宮中御用達の装束、束帯など染織家の23代目。
 大正天皇の大葬、昭和天皇即位式の装束を制作したのをはじめ、皇室関係の祭儀に際しては、装束および附属品の調製、文様の図案、色彩の設計に始まり、織物に至り、また染色は古代植物染料を主とした考証によって着手した。 正倉院宝物の染織品の調査や復元など、歴史的な染織品の復元を手掛けた。 著書に『和染鑑』('27)、共著に『舞楽図説』('57)、編者として『大楠公六百年祭写真帖』('35)、『かさね色目』('43)、『日本の服装』('64)などがある。演劇舞踊衣装の制作、協力など幅広く活動した。'52紫綬褒章受章。享年88歳。

<物故事典>
<森光俊様より情報提供>


*墓石は五輪塔「高田家奥津城」。左側に墓誌が建ち、俗名、没年月日、行年が刻む。


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