鈴木富三

　東京出身。1886(M19)海軍機関学校に入る（旧4期）が、翌年、機関学校廃止に伴い海軍兵学校に編入され、1890.4.22海軍兵学校卒業（16期）。
　1891海軍少機関士として任官。1894大機関士になり、1897機関術練習所教官として指導者を務めた。1899少監、1903中監、'06機関中佐を経て、'08.9.25機関大佐となり、'09.12.1薩摩艤装員、'10.3.25舞工廠検査官、'12.4.20燃料廠採炭所長を歴任し、'13.4.1(T2)艦本第二部長に就任した。'14.5.29待命、同.8.28佐鎮附、同.12.1待命、'15.12.1機関少将に昇進とともに予備となった。'20.4.22後備、'24.12.20海軍少将、'25.4.22退役。従4位 勲3等。享年77歳。

＜帝国海軍提督総覧＞
＜日本海軍将官総覧など＞

＊墓石は洋型「鈴木家」。墓誌があり、「鈴木富三 海軍少将 従四位勲三等」と没年月日、行年は78才と刻む。妻は濱子。

＊鈴木家代々の墓は谷中霊園（甲4号1側）にあり、鈴木富三の刻みもある。