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すぎむら のぶちか

杉村信近

すぎむら のぶちか

1882(明治15)〜 1973.4.15(昭和48)

大正・昭和期の弁理士

埋葬場所: 13区 1種 22側

 東京帝国大学卒業し、芝浦製作所に技術者として入社。1920(T8)弁理士資格を取得し、日本初の企業内弁理士として芝浦製作所特許部にて、在職中に12件の日本国特許出願を行い、米国でも特許を取得した。
 '23 芝浦製作所を退職し、「企業の立場から権利取得を考える」という創業者精神のもと、杉村萬国特許事務所を創立した。日本弁理士会の初代理事長を務めるなど、黎明期の日本の知財業界の発展、特に国際化に貢献し、'61 その功績により藍綬褒章を受章した。'64 原子力エネルギー発生装置事件の出願及び審決取消訴訟の代理人を務めた。享年90歳。

<「杉村の歴史」杉村萬国特許事務所>


墓所

*墓石は和型「杉村家之墓」、裏面「昭和七年五月八日 杉村信近 建之」。左側に墓誌が建つ。墓誌は祖父は近智、父の近知を含み、兄弟子息が刻む。信近の戒名は最勝院殿康譽碧山信近大居士。同墓には訴訟代理人弁理士、国際弁理士連盟日本協会で活躍した杉村暁秀らも眠る。なお、現在の杉村萬国特許事務所代表の杉村憲司は信近の孫。


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