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しみず くすお

志水楠男

しみず くすお

1926.4.29(大正15)〜 1979.3.20(昭和54)

昭和期の洋画商

埋葬場所: 13区 1種 4側 17番

 東京都出身。祖父は陸軍法務官、貴族院議員を務めた志水小一郎(同墓)。
 1944(S19)自由学園高等科中退。翌年3月応召、10月復員。商社員だった父の死去後、占領軍PX写真部に就職。'47知人の紹介で古美術商平山堂に入ろうとしたが、同店を独立する山本孝の誘いで数寄屋橋画廊に勤務。 '50山本とともに銀座に東京画廊を設立。大原総一郎の知遇を得て、ピカソ、ルソーなどを大原美術館に収めた。'56独立して日本橋に南画廊を設立、幕開けは駒井哲郎個展。
 今井俊満、マチウ、サム・フランシスらのアンフォルメルの日本における運動に協力。 '59戦後初の現代美術の個展「フォートリエ展」を成功させ、以後世界の現代美術の紹介と同時に、宇佐美圭司、加納光於、中西夏之ら60年代を通じてわが国の新人作家の発掘に力を注ぎ、東京画廊の山本孝と並んで戦後前衛美術界の礎を築いた双璧といわれたが、志半ばで挫折した。

<現代人物大事典>
<現代日本朝日人物事典>
<MATSU様より情報提供>


*墓所内正面墓石の左面には小一郎の名を、墓所内左側に洋型墓には楠男の名を見ることができる。


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