瀬屑英一

　東京出身。1917.12.1(T6)海軍軍医学生となる。'21東京大学医学部卒業。同.6.21軍医中尉に任官。大井乗組、水雷校附、浦風乗組、第23駆逐隊軍医長、横病部員を経て、'25.2.2五十鈴軍医長・分隊長に任ぜられる。
　軍医校選科学生として学んだ後、'28.4.1(S3)横病部員（一部）から、'29.1.25青葉軍医長・分隊長、呉病部員・教官、横工廠医務部部員・造船部部員、横病部員・教官、軍令部出仕・海軍省出仕を歴任。この間、'31.3.11医学博士となる。
　'33.3.1ドイツ駐在、'35.3.1帰朝。同.6.1横病部員、'36.1.15軍医校教官、同.11.21監事を兼務、'37.8.13室戸病院・第一部長となる。'38.3.5再び軍医校教官・監事を務めている、同.11.15軍医大佐に昇進した。
　'42.10.25呉病第一部長、'43.10.1南東方面艦隊附、同.10.15第8病院長に就任し、太平洋戦争が勃発。'44.5.1軍医少将に進級。戦後、'46.11.17予備。享年59歳。

＜帝国海軍提督総覧＞
＜日本海軍将官総覧など＞

＊墓石正面「瀬屑家之墓」。戒名は医王院仁海日英居士。享年は60才と刻む。

＊同墓には40歳の若さで逝去('67.12.21歿：大理院学賢日一居士）した大阪大学教授・理学博士の瀬屑一郎も眠る。