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せきもと まさひで

関本昌秀

せきもと まさひで

1930(昭和5)〜 2012.8.29(平成24)

昭和・平成期の人材マネジメント学者

埋葬場所: 4区 2種 32側 1番

 関本監二・まさ(共に同墓)の長男。慶応義塾大学ビジネススクール教授、同大学大学院経営管理研究科教授、同大学大学院経営管理研究科委員長、同大学常任理事をつとめた。退官後は慶応義塾大学名誉教授。産業・組織心理学会会長。(株)日本経営協会総合研究所 人事測定・評価開発委員会委員長を歴任した。
 主な論文に「11社の調査分析に基づく帰属意識の研究 (上・下)」「グッドピープル・カンパニーを目指す経営人事戦略」ほか多数ある。ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス誌上でデータ検証に基づく人事管理の基本コンセプトを提言した。「組織は、人間と同じようにライフサイクルをもつ」と述べ、インバスケット技法、人的資源管理研究、コミットメントプロファイリングに関する研究、管理職に必要な行動特性を整理し日常行動の中で発揮すべき特性の研究、その他、人事・組織・従業員のマネジメントを目的とした人事管理論など研究した。
 人材開発にあたっては、教育をコストとして捉えるのではなく、戦略展開を効果的・効率的にすすめ、経営効率を高めるための重要な投資であるとの視点でのぞみ、投資の有効性を高めていく必要があると主張。企業による人材育成の重要性を説いた。また経営の鍵を握るのは「ミドルマネジメント」とし、経営戦略と有機的に結びついた戦略的な人材開発をしていくことが必要とも訴えた。主な著書に『人事の時代』『新・管理能力の発見と評価』がある。享年82歳。歿翌年、2013.5.12(H25)八重洲富士屋ホテルにて教え子たちによる偲ぶ会が催された。


墓所

*墓石は寝石に「關本」。側面に「修徳院春岳道監居士(関本監二)1958.2.25歿 行年62才」と刻む。墓所内右側に墓誌があり、関本昌秀の戒名は寶學院憲道昌徳居士。


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