佐々木繁彌

　東京出身。祖父は第一銀行取締役を務めた佐々木慎思朗。父は慎思朗の4男で三菱商事に勤めた佐々木勝四郎(1894-1955.3.26：同墓）。伯父の佐々木興一は東京貯蓄銀行取締役を務めた人物。大叔父の佐々木勇之助は第一銀行頭取を務めた銀行家。勇之助の長男ではとこの佐々木謙一郎は大蔵官僚。
　1950(S25)第一銀行に入行。大阪支店などに勤務。その後、'79 関東電化工業常務、'84 専務、'86 副社長に就任した。'89(H1)常勤監査役となり、'91 顧問。他に岩波書店監査役を務めた。心不全のため東京都港区の病院で逝去。享年78歳。葬儀・告別式はカトリック麹町聖イグナチオ教会で。喪主は妻の紀子がつとめた。

＜人事興信録など＞

＊墓石は洋型「佐々木家」。裏面が墓誌となっている。墓誌は佐々木勝四郎から刻みが始まる。勝四郎の妻で繁彌の母は英(S58.2.9歿・享年79才）。英は岩出惣兵衛の5女。繁彌には洗礼名のアンセルモが刻む。繁彌の妻は子爵の渋沢敬三の長女の紀子（1930-)。繁彌と紀子との間に1男2女。長男の佐々木繁俊(1956-)は明治製菓に勤めた。