佐賀直光

　東京出身。1934(S9)日本大学理工学部機械工学科卒業。在学中、コーチとしてボートの全国選手権で優勝('32)。卒業後、母校の職員となり、引き続きボート競技のコーチとなる。'48日本大学理工学部校友会会長、後に日本大学財務担当常任理事となった。
　ボート競技では日本漕艇協会副会長、日本オリンピック委員会委員（JOC委員）、日本体育協会理事を歴任。'64年東京オリンピックでのボート競技の総監督を務めた。'78『わが日大にイデオロギー活動なし』を市雄貴と共著。長年スポーツ省の新設運動をすすめた（スポーツ庁の誕生は2015.10であり、没約30年の時を経て実現した）。享年73歳。

＜講談社日本人名大辞典など＞

＊蔵状の墓に「佐賀家之墓」。両側にそれぞれ墓誌が建ち、右側の墓誌に名が刻む。戒名は創徳院梅巌直心居士。なお、左側の墓誌は新しく「佐賀家先祖代々之霊」の刻みの筆頭に ゲーリ ウィルヘルム (H30.1.20 89才）と刻む。佐賀家との関係性は不明。

【1964年東京オリンピック：ボート競技】
監督：佐賀直光
コーチ：堀内浩太郎
ボートマン：北川喜一郎

　笠木聰臣(東教大)
　シングルスカル：11位（7分37秒90）

　黒崎紀正(東京医科歯科大)・向後隆男(東京医科歯科大)
　かじ無しペア：敗者復活戦敗退（7分54秒53）

　細谷進(早大)・村瀬康(早大)
　ダブルスカル：10位（7分15秒22）

　石川元(慶大)・伊藤次男(中大)・大西恵弘(早大)・小笠原恒夫(日大)・菊地隆一(慶大)・佐藤直司(慶大)・長谷川辰(一橋大)・宮野洪一(明大)・万代治(慶大、かじ)
　エイト：10位（6分05秒14）

　相田秀晃(中大)・大江英雄(中大)・松田征男(早大)・山内政勝(立大)・芳野法一(早大、かじ)
　かじ付きフォア：敗者復活戦敗退（7分31秒60）

　木村文三(早大)・塚本公樹(早大)・本間康二(早大)・三木俊介(早大)
　かじ無しフォア：12位（6分51秒60）

　井原勝彦(日大)・浜田俊裕(日大)・高月正宏(明大、かじ)
　かじ付きペア：敗者復活戦敗退（8分05秒30）