中嶋房雄

　本籍は姫路市。父は建築士で中嶋義建築工務所所長・東亜起業株式会社社長を務めた中嶋義雄、つね（同墓）の次男として生まれる。 兄の不二雄は陸軍幼年学校から陸士(54期）と陸軍エリートの道を歩んでいたが、野外演習中に突如病を得て没す（京城の墓に葬られたが墓が破壊されたためS54同墓に合祀）。
　1944(S19)ハルピン工業大学卒業。父と同じ道を歩み、一級建築士となる。中興建設株式会社社長。後に、航空自衛隊に勤務し空将補となる。従4位 勲4等瑞宝章。享年67歳。
　弟（三男）の中嶋三郎(1925.11.22-2013.3.2)は医学博士、世田谷区医師会会長、東京都医師会幹事などを歴任した。
　弟（四男）の中嶋隆雄(1927.11.20-2008.10.13 同墓）は陸軍士官学校を経て、戦後、慶応大学工学部大学院修士課程を修了し、電力中央研究所入所し、狛江研究所長、常務理事となった。

＜墓誌より＞

＊「中嶋家之奥城」。右側に墓誌がありそれぞれの略歴が刻む。中嶋義雄から刻みが始まる。次に義雄の妻の つね。義雄とつねの長男の不二雄。次に次男の房雄が続き、戒名は慧空院津誉裕房居士、「従四位勲四等瑞宝章」と刻む。次に四男の中嶋隆雄、左隣の墓誌は三男の中嶋三郎が刻む。三郎の戒名は慈光院誠徳医道居士。