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なかがわ いちすけ

中川一介

なかがわ いちすけ

1867.10(慶応3)〜 1923.2.25(大正12)

明治・大正期の司法官僚

埋葬場所: 2区 1種 3側 1番

 安芸(広島県)出身。東京帝国大学卒業。1890(M23)横浜地方裁判所判事となり、東京控訴院検事、大審院検事、東京地方裁判所検事正を歴任する。 1914(T3)ドイツのシーメンス社の行った日本海軍高官への贈賄事件ことシーメンス事件を担当した。'21札幌控訴院検事長。享年57歳。

<講談社人名大辞典>
<森光俊様より情報提供>


墓所

*墓所には二基の墓が並んで建つ。右側の大きい和型の墓石「中川一介墓」、左側が「中川家之墓」。墓所左側に墓誌が建つ。


【シーメンス事件】
 1914年に暴露されたドイツのシーメンス兵器会社と日本海軍要路との贈収賄事件。 当時は日本に民主的な政治勢力と世論が多少強くなっており、軍閥独裁への攻撃が高まっていたため、この事件が暴露されるや、大きな政治問題となり、遂には海軍粛正、山本権兵衛内閣打倒の国民運動にまで発展した。 この事件以後にも無数の軍部の腐敗事件はあったが、民衆の軍部不信を恐れて、この後は新聞すらもこれらをみな厳秘に処するようになった。

<日本史小辞典>


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